デジタル

アップル、IBM、NEC…ひと目でわかる[パソコン30年進化論]

愛され続ける日本人好みのPC

 一方、30年前に“国民機”と言われるほどのシェアを誇っていたのが、NECのPC-9801シリーズだ。’80年代の後半は、日本のメーカーがラップトップPCの開発に傾注していった時期。NECも’86年にPC-98LTを発表。  ’89年にはPC-9801シリーズとの互換性が高いPC-9801N、通称98NOTEをリリース。他メーカーが膝の上に置いて使えるラップトップPCを目指した中で、ノートのように持ち運べるPCを志向した。NECのLAVIE Noteも、そうしたDNAを色濃く継承し、歴代モデルは常に超軽量。最新機では、光学ドライブ、SDDやHDDを搭載できる全部入りモデルとしての完成度を増している。  30年前、世の中が個の力や個性に価値をシフトしていった時期に、コンピュータは多くの人が操れるマシンへと進化し始めた。その時期に考えられたコンセプトが貫かれているブランドほど、今も魅力溢れるPCを開発している。
パソコン30年進化論

【NEC PC-9801N】

30年前【NEC PC-9801N】 参考価格:24万8000円~ 当時、国内で圧倒的シェアを誇っていた98シリーズ初のノートPC。愛称は“98NOTE”。外形はA4サイズで厚さは44mm、重さ2.9kg
パソコン30年進化論

【NEC LAVIE Note NEXT】

現在【NEC LAVIE Note NEXT】 実勢価格:13万3800円~ 15.6型(1920×1080ドット)ディスプレイを採用し、DVDもしくはBDドライブを搭載。それでいて厚さは25mm、重さは約2.3kgと軽量 <取材・文/河原塚英信 写真提供/Danamania、Raymangold22>
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