「あえてアナログレコードで」のブーム到来!最新レコードプレーヤー3選
デジタルとは違う温かみのある音に、絵になるビジュアル。アナログレコードの人気が再燃中だ。再生機の進化した実力とは!?
中でも最もリーズナブルなのがION AUDIOの「Vinyl Motion Air」。レトロなスーツケースのようなデザインなので、外に持ち出してどこでもレコードが楽しめる。このプレーヤーはスピーカーやバッテリーまでを内蔵。好きな場所でレコードが聴ける、少し大きめのポータブルプレーヤーなのだ。
【ION AUDIO Vinyl Motion Air】
スピーカーとバッテリーを搭載し、本体だけで再生が可能。Bluetoothスピーカーやヘッドホンと連携させてワイヤレスでも聴ける。PCとUSBで接続すればデジタル録音も可能で、レコードが奏でる音を気軽に聴ける
実勢価格:1万円前後
サイズ:約343×254×114mm
重量:約2.7kg
回転数:33-1/3、45、78回転
音楽を聴く環境はデジタルへと移行し、何千曲でもスマホで気軽に持ち出して聴ける。そんな時代に逆行するかのように、アナログブームが起きている。
日本レコード協会によれば、アナログレコードの生産枚数は10年前の約5倍に伸びている。新譜を「あえてレコードで」リリースするアーティストも多いのだ。
アナログレコードの魅力はいろいろあるが、まずは音。例えばCDの音は44.1kHzでサンプリングしている。これは毎秒4万4100回、音を検出してデータ化しているということ。一般的なハイレゾ音源なら19万2000回となる。だがレコードには、19万2000回の間にも音は存在する。細かい音まで収録しているのがアナログ音源なのだ。
お茶の作法のように慎重にレコードを扱い、そっと針を乗せたり、A面が終わったら、ひっくり返してB面の音楽を聴く。または、大きなジャケットを部屋に飾って眺める。耳だけでなく物欲を満たしてくれるのも、アナログレコードならではの魅力だろう。
そんなアナログの楽しさを手軽に味わえるレコードプレーヤー3機を今回は紹介してみた。いずれも特別なオーディオシステムを必要とせずに再生でき、レコードの音をデジタル機器に録音すればスマホで聴くことも可能なすぐれもの。技術の進化をきっと体感できるはずだ。
スピーカーもバッテリーも内蔵本体だけでレコードが聴ける!
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