ライフ

大人の潮干狩りはこんなに楽しい。東京近郊の穴場でアナジャコとマテガイを獲って食べる

食べるとプリップリの身がギッシリ!

 なおカメラマンO氏が「爪が見えてきたら、周囲の土ごとスコップで掬い上げちゃえば簡単に捕れるんじゃない?」と素朴な疑問をぶつけたところ、「そうすれば簡単に捕れるけど、絶対にやらない」と玉置氏。捕れるか?捕れないか……?というゲーム感覚のドキドキ感を楽しむところにこそ、筆でのアナジャコ捕獲の楽しさはあるのだ!  そして帰りは、近場の無料BBQ場で調理。天ぷらにしたアナジャコはカニ味噌に近い風味で、殻の適度なサクサク感が美味! ホンビノス貝とマテガイは身がぎっしり詰まっていて、何も味付けせず焼いただけでも濃厚な味だった。

ホンビノス貝はホイル焼きに。パカっと開くと汁がドバドバと溢れ出す。大ぶりの身はプリップリで、何の味付けもしなくてもメチャクチャウマい!

アナジャコは天ぷらに。揚げると赤くなり、カニ味噌のような濃厚な深みのある味だった

マテガイはサッと炒めていただいた。プリップリの身がギッシリと詰まっている。「パスタに入れても美味しいですよ」(玉置氏)

 なお、この河口は漁業権が設定されてないため自由に捕獲が可能だが、「自分で食べる程度で捕る量はほどほどに」と玉置氏。捕る楽しさ、食べる楽しさを味わうレジャーとして楽しもう!

干潟で出会った玉置氏ファンの男性も食事に参加。「僕は干潟で顔バレしがちです(笑)」と玉置氏。食べていると、カキを大量に持ち帰っていく外国人にも「ソレ、ドコでトレル!?」と興味を示された

取材・文/古澤誠一郎 撮影/オカダタカオ
1
2
3
おすすめ記事