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上司に誘われたキャンプで大麻が回ってきて…ヤク中上司の末路

 サラリーマンなら仕事とは直接関係なくとも上司からのお誘いは断りにくいもの。それがパーティなど不特定多数の人間が参加するイベントであればなおのことだ。とはいえ、コネクションを広げるためにも参加する人は少なくないと思うが、そこで上司のとんでもない“裏の顔”を知ってしまうことも……。

上司から誘われたキャンプの実態は…

「せっかくの休日が潰れてしまうけど、社外人脈を築ければ仕事にも繋がると思い、声をかけてもらったときは感謝さえしていました。でも、そのパーティは自分の期待を大きく裏切るものでした」  そう振り返る沢野浩輔さん(仮名・37歳・既婚/イベント会社勤務)が参加したのは、24歳のとある夏の週末に行われたオールナイトのキャンプパーティ。当時、勤めていた小さな広告代理店の課長の友人であるベンチャー企業の社長が主催したイベントで、「フォーマルなパーティじゃなかったので、むしろ楽しみにしていました」と話す。 「山奥の小さなキャンプ場を貸し切り、参加者は20~30代の男女20人ほど。昼は釣りやバーベキュー、夜はたき火を囲んでトランスやレゲエを大音量で流し、野外レイブイベントみたいな雰囲気でした」
BBQ

昼間は釣りやバーベキューを普通に楽しんでいたが……

夜はたき火を囲みながら、大麻を参加者たちで回し吸い

 だが、夜も深まってくると、ほかの参加者が「シーシャ」と呼ばれるイスラム圏で使用される水タバコ用の喫煙具を車から持ってきて、乾燥した葉っぱらしきものをセッティング。参加者同士で回し吸いが始まると、通常のタバコとは違う青臭い独特の匂いが漂い、薬物には一切手を出したことがない沢野さんにもそれが大麻であることが容易に理解できたとか。 「全員さも当たり前のように大麻を吸っていたことに驚きました。実は、このときほど強烈な臭いではなかったですが、それは普段の課長と同じ臭いでした。海外タバコを愛用していたので、その臭いだと思ったのですが、本当は大麻だったのだと悟りました」  ところが、そんなことを考えているうちに回し吸いしているシーシャが隣に座る課長から自分のところにやってきてしまう。違法薬物を吸うことにはどうしても抵抗があり、かといって場の雰囲気を考えると露骨に拒絶することもできず、結局吸うフリをして次の人に渡してしまったそうだ。 煙

同じテントの課長の大麻臭があまりにひどく、朝まで眠れず

「ハイになって大騒ぎする人はいませんでしたが、軽い酩酊感があるのか目をトローンとさせながら音楽を聴きながらまったりと過ごしている人もいれば、エッチな気分になったのか女のコと2人でテントに消えていく人もいました」  その日、沢野さんは気持ちよくなったフリをして、自分のテントに戻って就寝。だが、同じテントだった課長が寝るために戻ってくると、あまりの大麻臭で目が覚めてしまい、朝までほとんど寝ることができなかったという。
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ヤク中上司の末路は…
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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