更新日:2022年12月30日 10:47
恋愛・結婚

「恋愛経験ほぼゼロなアラサー男」のための婚活戦略

失敗こそが恋愛経験値を上げる

 恋愛は、相手が変われば、ほとんどの経験がリセットされます。たくさんの経験をしているはずの人でも、また新しい異性とお付き合いしたら、嫉妬をするし、喧嘩もしてしまいます。  ただ、それでも経験をもとに、視野を広げる努力をすることができるようになります。私は男性こそ、「恋愛においてしかるべき年齢で、しかるべき失敗をするべきだ」と伝えています。その失敗こそ恋愛経験値を大きく成長させる貴重な存在だからです。  例えば、中学生のとき、初めてキスをしようとしたら、歯が当たってしまったとします。お互いに失敗してしまったことに恥ずかしさはあるにせよ、「歯があたっちゃったね(笑)」なんて、笑い合ってなかったことのように先に進むでしょう。  しかし、これが40歳の男性だったらどうでしょうか?  もちろん人それぞれ状況が異なるので、必ずしも若いうちに失敗をしなければいけないわけではありません。ただ、きちんと失敗をしておくことが、自分の自信につながることは確かです。  私がいつもコンサルの中で意識しているのは、その人自身が必要としている答えを、できる限り自分のなかで見つけてもらうようなヒントを伝えること。そして、その人に合った戦略を一緒に組み立てることです。 デート

恋愛弱者だった彼に素敵な彼女ができたワケ

 ケンイチさんの場合、29歳という年齢と彼の人柄や見た目から、まずは小さな成功体験を積み重ねてもらいたいという思い、「自分の好みなどは度外視して、たくさんの女性と接点をもち、友人を作ることが大切です」と伝えました。  そして、「女性とデートをしたあと、相手の気持ちをフィードバックしてもらえるような環境がある場合は、積極的に聞いてみるといいですよ」という話をしました。私からも数人ご紹介させていただき、彼のいいところを伸ばすことができるようにフィードバックもさせてもらいました。  当初、私からのご紹介の女性とのデートでは、気遣いが足りず、すぐに関係が終わってしまっていました。私からはそのたびに「デートのときには必ずお店を予約すること」や「女性がハイヒールを履いているときは、歩く距離を気にかけてあげること」など、基本からお伝えさせていただき、5か月ちょっとで、現在は無事彼女ができ、とても楽しい毎日を送っているようです。  彼女との出会いは友人のご紹介。まだお付き合いして1か月ほど。「はじめはまったく意識する女性ではなく、好みでもなかったんです。でも、早織さんに言われた通り、友達としてお付き合いをしようと、仲良くなる努力をしました。そしたら、いろんなことを話してくれる彼女といる時間がラクで、気が付いたら好きになっていた感じで、こんなふうに人を好きになったのは初めてです」とのこと。  今もたまに「どんなデートプランがいいでしょうか?」という相談や彼女の理解できない言動などの相談が舞い込みます。しかし、何より彼女への思いはまっすぐなので、私はそのまっすぐな思いを大切に、きちんと素直に言葉にして伝えることをアドバイスしています。  もしかしたら、経験がないせいで失敗するかもしれない。しかし、その失敗も愛おしいと感じて愛してくれる人が、一緒にいて自然体でいられる相手です。そんな女性と出会えたことに感謝をして、彼女といられる時間を大切にしてほしいなと思っています。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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