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50代で泥沼離婚…ハリウッドスターの凋落に学ぶ50代の過ごし方

 ほんの30年ほど前までは「55歳定年」が主流だった。現在でも、サラリーマンは55歳を超えると会社から“戦力外”扱いされるという話もあり、また家庭では熟年離婚になるのもこの時期からが多い。実際SPA!で55~60歳の男性にアンケートを行ったところ(回答者数3018人)、58.9%が「55歳を境に人生が“下り坂”になった」と回答していのだ。
55歳の壁

左からトム・クルーズ、ジョニー・デップ、ブラッド・ピット

55歳ハリウッドスターの凋落に学べ!

 スターの前にも55歳の壁は立ちはだかる。現在55歳のハリウッドスターと言えば、トム・クルーズにジョニー・デップ、その1歳下にブラッド・ピットと超人気者の名前が並ぶが、3人して50歳を過ぎてから泥沼離婚劇を演じており、かつてはキラキラしていたルックスも衰えぎみ。彼らがぶち当たった壁とは? 海外セレブウォッチャーのさかいもゆる氏に聞いた。 「3人に共通するのは、トム・クルーズ&ニコール・キッドマンを筆頭に、それぞれかつては“ビッグカップル”と呼ばれるようなスター級の奥さんがいたところ。相手がスターだと奥さんといえども緊張感があるのか、結局、トムとジョニデは若い女に走ったわけですが、要するに“対等なパートナー”よりも“ラクにマウントを取れる格下のパートナー”を選んだということ。結果的に若い奥さんにも去られ、人生の拠りどころを失ったばかりか、男としての格まで下げたように感じます」  御年57歳にして圧倒的な現役感を誇るジョージ・クルーニーが、長年の独身主義を返上して結婚した相手が“人権派弁護士の超才女”というあたりにも、55歳の壁を越えるヒントがありそうだ。 「55歳組の中で、ブラッド・ピットはタランティーノと組んだりプロデューサー業に手を出したりと、この年でいろいろなことに挑戦しようという意欲を感じるので、離婚の痛手を乗り越えて再び輝いてくれそう。一方で、この先が一番心配なのはジョニデ。  いまやコスプレ俳優みたいな扱いになっていますが、そこから別の方向にシフトしようという様子もない。『パイレーツ・オブ・カリビアン』の遺産でもっているようなものなのに、別荘や高級車やビンテージギターに散財し、その生活費は月2億円とも。その様子は“このまま給料が右肩上がりになると信じて疑わず、無理な住宅ローンを組むサラリーマン”を彷彿とさせます。  程度の差はあれ、誰しも人生で一発くらい当てることはできるもの。大事なのは、その効力が続いているうちに、どうやって活躍の場を広げるか考えることですよね」  それを怠った人間の上に、55歳の壁は倒れてくるというわけだ。 【さかいもゆる】 海外セレブウォッチャー。女性誌を中心に、多数連載を抱える人気ライター。Webメディア「ミモレ」で「セレブ胸キュン☆通信」を連載中 <写真提供/アフロ dreamstime.com> ― 55歳の壁に潰される人 ―
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