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アダルトDVD販売店が軒並み廃業。店舗数はこの5年で半減

 東海地方でアダルトDVD販売店の店長をしていたA氏は言う。 「廃業したのは2年前です。売り上げは徐々に減ってきてたのですが、東日本大震災以降にガクッと落ちたように思います。なんとか売り上げを伸ばそうとしのぎを削ったんですが、決定的な手立てはなく、価格競争に走る羽目になる。新作を常に割引価格で販売した結果、利益率がどんどん悪くなっていったんです」  販売店に置かれるAVは、新作の場合はほとんどが委託販売。店舗の取り分は約4割、メーカー4~5割、卸が1割というのが一般的だという。 「原価の安い商品を交ぜ込んでグロスでしっかり利益を出している販売店もありますが、20~30%以上の割引販売を続けていると当然苦しくなりますよね。特に地方のショップは都内に拠点のあるメーカーの営業の目が行き届かないので、タイアップやキャンペーンで売り上げ増を目指すような取り組みもしにくい。そのため、同じエリアで値下げ合戦が起こり、中には常時50%オフを掲げる店も出てくる。売れば売るほど赤字になってしまう」(A氏)  悪循環に陥った結果、地方の小規模店はやむなく店を畳む選択に行き着く。長野県に住むコアユーザーは地方の状況をこう語る。 「お店の個性が強い小規模セル店は壊滅状態です。近くにあるのは、統廃合によってかろうじて残ったレンタル店と大手セル店。同じような品揃えなので、お店に行く楽しみが減りました」 ― アダルトDVD販売店が消えた! ―
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