更新日:2012年03月22日 19:04

インターネットを通じて地元の大切さに気づかされました

ネットで地元情報を発信 インターネットを通じて地元の大切さに気づかされました <阿部健史さん(31歳 会社員)>  ネット上には地域コミュニティは数多くあるが、そこから強く地元回帰したのが阿部健史さん。千葉県市川市に移り住んだ10年ほど前に、地域情報サイト『本八幡で行こう!』をオープンした。 「通勤に便利というだけで、街に思い入れがあったわけではないんですよ。ホームページを開設しようと思ったんですけど、当時、ネタにするような特別な趣味もなく、スーパーで特売品をゲットしたとか、公園のベンチが新しくなったとか自分の日常を公開しようと、このサイトを始めたんです」  その後、地元のお店のデータベースや、掲示板も設置。地域限定、きわめてローカルな話題のためか、反響はリアルに返ってきた。 「紹介した飲食店の方から食事に招待されたり、ネットを通じて知り合った方と飲み会を開いたりと、交友関係は信じられないくらい広がりました。妻ともサイトを通じて知り合ったんです(笑)」  現在ホームページの中心となっているのは、その奥さまの由紀子さんと2人で放送しているネットラジオ「本八幡らじお」。お店情報から盆踊り大会、高校野球まで、市川市の情報を紹介している。 「ネットラジオは簡単で、ICレコーダーとパソコンだけでも放送できるんです。今、使っているマイクは市川市出身で現在、今はハワイに住む友人からの借り物。彼ともホームページがなければ、絶対に出会えなかったでしょうね」  ネットを通じた不思議な出会いとともに「地元の大切さに気づかされた」と阿部さん。最近は食事や買い物のほとんどを地元商店で済ませる。由紀子さんもまた、「フラッと出かけられる地元のイベントも楽しいんですよ。お年寄りのコーラスにミョーに感動したりして(笑)。新しい生活の楽しみ方ができました」と同調する。  世界と繋がるネットが、地元スローライフをもたらすとは!? 『本八幡で行こう!』URL http://www.motoiko.com/ ― 住んでる街の[ジモト化](近所の仲間づくり)計画【4】 ―
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