消防団活動で地元にコミット『東京も田舎も人は変わらないと知りました』

消防団活動で地元にコミット
東京も田舎も人は変わらないと知りました
<山岸愉佳さん(19歳・大学生)>
<濱島孝矢さん(18歳・NPO法人職員)>


 ”自分たちの街を自分たちで守る”という志で結成される消防団の地元愛たるや!? 最近では若手団員不足が問題にもなっているが、新宿消防団には2人の地方出身の若手団員がいる。「夢は救急救命士」という19歳の山岸愉佳さんと、「安心安全に携わる仕事がしたい」という18歳の濱島孝矢さんだ。

「大学ではサークルにも入らず、講義が終わったらすぐに新宿に戻ってきています。何かあったら、すぐに出動しなくてはなりませんから」(山岸さん)と言うように、高い使命感から消防団に入団した彼らだが、活動を通じ、今、生活する町と強くコミットすることに。

「団員は地元商店街の店主さんが多く、親子何代にも渡ってお店をやっている人も少なくありません。いろんな職業の方がいますし、人生の先輩として将来についての相談に乗ってもらったり、炊事や洗濯のコツを聞いたり(笑)。ウチの分団の副団長はクリーニング屋さんで、消防団の制服を格安で洗っていただいています」(濱島さん)

「訓練や会議の後は近所の赤提灯の居酒屋に飲みに行くんですよ。私はウーロン茶を飲みながら、団員のおじさんたちのキャバクラ談議に交じったり(笑)。同年代の友達といるよりも団員の方といるほうが気楽かも」(山岸さん)

 そんな山岸さん、以前、道端で倒れていたオバアチャンを応急手当てしたことがあるとか。その噂は街中に広がり、以来、街を歩いていると知らない人からも声を掛けられるようになったとか。

「私の実家は福井県のすごい田舎で、上京する前は、東京は怖い、東京の人は冷たいというイメージを持っていました。でも、”田舎も東京も人は変わらないんだ”と気づきました」(同)

 消防団はどの地域にもあり、団員は常に募集中。もちろん、なまなかな気持ちで務まるものではないが、こういう関係性もありだ。

― 住んでる街の[ジモト化](近所の仲間づくり)計画【5】 ―




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