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『不思議のダンジョン』ファン集まれ!口コミで広がる新世代ダンジョンゲーム『世紀末デイズ』

 今回の『世紀末デイズ』は、ダンジョンRPGとしては比較的珍しいSF的世界観。「サバキの槍」が降り注ぎ壊滅した東京で、能力に目覚めた高校生が東京復興のためダンジョンと化した渋谷や新宿を探索します。BGMもジャジーでお洒落。外側はいかにも今風なゲームという感じですが、中身は硬派な不思議のダンジョン。こちらが一歩動けば敵も一歩動くというおなじみのルールはもちろん、モンスターハウスや満腹度のゲージもあって、『不思議のダンジョン』経験者なら「勝手知ったる」という感じのはず。

『世紀末デイズ』のホーム画面。ここから探索やガチャが選べる

 パーティは3人+ゲストキャラの4人構成。ダンジョンの最深階に待ち受けるボスを倒すとクリアになります。スマホゲームらしいのは、操作がオート・セミオートに切り替えられる点。アイテム回収の優先順位やアイテム使用許可なども設定できます。自分でプレイするほうが面白いのは確かですが、オートプレイを見ているのも結構楽しく、敵の特徴やアイテムの使い方なども勉強になります。ほとんどオートに任せてダンジョンを周回してアイテムを回収する、というハクスラ的な遊び方も可能です。

妹を探す主人公の高校生・天霧葵。ストーリーも惹きつけられる

 たとえダンジョンの途中で倒れてしまっても「救助申請」ができ、全国の他プレイヤーが助けてくれます。また、救助すると「支援ポイント」が得られ、それを使って専用ガチャも引けます。「ハード」「超ハード」は相当な歯応え。『不思議のダンジョン』好きは、ぜひチャレンジしてみて下さい。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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