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サウナがもたらす「健康メリット」とは? 本場フィンランドで実証済

温泉の健康効果を医学的見地から解き明かした『医者が教える最強の温泉習慣』が話題を集める医学博士の一石英一郎氏。『ホンマでっか!?TV』への出演も話題となった一石氏が語る「サウナが健康にいい理由」とは?(以下、一石氏の寄稿)

サウナで健康を促進するための「適切な利用法」

サウナ いまや日本でも大人気のサウナ。スーパー銭湯などではなくてはならないものとなっていますね。毎週のようにサウナ通いをする「サウナー」と呼ばれる愛好者も私の周りにいて、温泉では得られない高熱の刺激を楽しんでおられるようです。  サウナの歴史は相当古く、約2000年前にフィンランドで発祥したとされています。その種類は2つに大別され、湿度約70%以上の「湿式サウナ」と湿度15%程度の「乾式サウナ」があります。フィンランドでは湿式サウナが一般的である一方、日本で人気を集めているのは「乾式サウナ」のようです。  それでは、ここからサウナの健康メリットを紹介しましょう。まずサウナで期待できるのはやはり、高い「温熱効果」です。温泉に入ったときと同様、サウナの温熱効果によって、身体の免疫力を高める「ヒートショックプロテイン」が生成されると論文による証明もなされています。  また、体温が高くなると交感神経が活発になることで、ボーっとしている脳や心身を“シャキッと”させる効果も期待できます。ただし、サウナの温度は80℃~100℃ですから、温まるというよりは、かなり「熱い!」という感覚ですから、あまり長く利用するとかえってボーッとしてしまうかもしれません。  さらにサウナには温泉でも得られない健康メリットもあります。それが「水圧がない」という点。血圧が高い方や心臓が弱い方は、温泉に入ると水圧が心臓に負担をかけてしまう恐れがあるのですが、サウナであればそうした心配なく、温熱効果のメリットを享受できるため、安心なのです。
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サウナの長寿効果がすごい
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医者が教える最強の温泉習慣

入浴するうえでのポイントから泉質ごとの特徴まで、これまで広く語られることのなかった<温泉が持つ無限の可能性>を紹介!

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