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朝食抜き、昼ラーメンの30代がサプリメントで体調改善できるのか?

 ストレス、肉体疲労、そして新型コロナウイルス。現代人を取り巻く環境は年々シビアになっている。だが人生100年時代といわれる昨今、若く健康でい続けるためには、サプリメントの力を借りるのも賢い選択だ。
最強のサプリ活用術

※写真はイメージです

挑戦! 不摂生記者がサプリメントで体調改善

 朝食抜きは当たり前、昼はラーメン大盛り炒飯セット、夜は揚げ物をつまみに酒をあおる。そんな不摂生の極みともいえる日々を送っている記者(34歳)。30代半ばに入り、明らかに20代のころよりも疲労の蓄積を感じることが多くなってきた。新型コロナウイルスが恐ろしいので、免疫力も強化したいのに、眠りも浅く、寝てもほとんど疲れが取れない始末。少しでも栄養状態をよくしようと毎日20粒くらいサプリを摂取していたが、まったく体調がよくならない。そこで今回の特集をきっかけに、正しくサプリを摂り、体質改善を試みることに。 ラーメン 毎日なんとなく飲んでいた20種類ものサプリから、免疫力強化のための「マルチビタミン・ミネラル」と「プロバイオティクス」をセレクトし、さらに疲労回復のための「ビタミンB群」と「ビタミンE」を別途購入。  さらに不足している栄養素がないか、薬剤師の平井陽子氏にアドバイスをもらった。 「現状の食生活だと炭水化物過多でタンパク質が不足しています。炭水化物の比率を減らし、魚・肉・大豆製品など良質なタンパク質を適量摂る、それが難しい場合は補助的にプロテインを摂るといいでしょう。魚を食べる機会が少ないのなら、フィッシュオイルもおすすめですよ。サプリは食事の代わりにはなりませんから、緑黄色野菜を増やすなど、まずは食生活を改善することが大前提です」  アドバイスを受けてからは野菜を食べる量を増やし、毎食後マルチビタミン・ミネラルとプロテインを摂取。さらに一日に2回フィッシュオイルとプロバイオティクス、ビタミンEとビタミンB群を飲む。深夜のラーメン二郎の誘惑にも打ち勝ち、食事改善も意識しつつ踏ん張ること1週間。  結果、慢性的な疲労はまだ残っており、免疫力の向上もあまり体感できなかった。だが、嬉しい誤算がいくつかあった。単に糖質が減ったからかもしれないが、体重が2.4㎏も減少し、目覚めと寝つきが格段によくなったのだ。  自炊をするのはかったるかったが、今後も極力努力し、補助的にプロテインとフィッシュオイルを摂取していこうと思う。健康は一日にして成らず。これからも生活習慣の改善とサプリの摂取を続けていく所存だ。
最強のサプリ活用術

Before

最強のサプリ活用術

After:わずか1週間で2.4㎏も減量。サプリのおかげかと喜んだが、恐らく食事を改善したせいだろう

◎結果 慢性的な疲労は1週間では抜けなかったが、体重は落ちた。 ▼免疫力向上サプリ 最強のサプリ活用術「BIORA」(RISEONE/1000円) 「アルファメンマルチビタミンタブレット」(マイプロテイン/3290円) ▼疲労回復サプリ 最強のサプリ活用術比較的安くて幅広く流通しているファンケルの「ビタミンB群」「ビタミンE」をお試しサイズで購入してみた。 【薬剤師・平井陽子氏】 国立がん研究センター中央病院勤務を経て、薬剤師カフェvita店長に就任。栄養療法・サプリを専門としている 【記者A(34歳)】 ラーメン大好き。日頃の不摂生のせいか何をしてもすぐ疲れる体に。ダイエットをしても体重が落ちないのが悩み <取材・文/週刊SPA!編集部>
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