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『全力!脱力タイムズ』の制作現場は刺激的…放送作家・カツオが語るテレビにかける思い

放送作家・カツオ氏

放送作家・カツオ氏

刺激的な制作現場『全力!脱力タイムズ』

 その後、年間600本という膨大な数の企画書を書き続け、業界でなんとかやれるようになったというカツオ氏。現在、多くの番組を手掛ける中でも「特に刺激を受けている」と語るのが、フジテレビ『全力!脱力タイムズ』だ。 「毎回、制作がやりたいものを台本にして、それを有田さんにぶつけて仕上げていくんですが、僕らじゃ思い浮かばないすごいアイデアが返ってくるので、めちゃくちゃ刺激になります。個人的にはお笑い番組を演者と向き合って制作してきたパターンはなかったので、超一流芸人と笑いを構築していくのは、かなり勉強になります。  ここ数年の制作現場の変化というのは実感としてはないです。この先、テレビの視聴率は下がっていくかもしれないけど、世間の話題の中心にはあり続けると思います。世の中が動くほどのムーブメントって、やっぱりテレビがつくってると思うんですよね。一番人の心を動かせるものだと感じています。それと、コンプライアンス強化によって情報審査がさらに厳しくなっていく中で、情報源として一番信用度の高いメディアになっていくのではとも思います」  そんなカツオ氏が定期的に開催しているイベントがある。「500円払うんで、一緒に企画会議しませんか?」と題されたそのイベントでは、現役の放送作家たちが来場者とオールナイトで企画会議を行っているという。テレビ好きが集まり、テレビの企画の話で盛り上がるこのイベント。ここから世の中をアッと言わせるような名企画が誕生するかもしれない。 【カツオ氏】 ’80年生まれ。放送作家として『ナカイの窓』『全力!脱力タイムズ』『林修のニッポンドリル』『梅沢富美男のズバッと聞きます!』『スクール革命!』『フリースタイルダンジョン』『ぐるナイ』などを担当する ― テレビはやっぱり面白い! ―
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