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汚部屋で暮らす“捨てられない人”の特徴。まず捨てるべき15のものとは?

―[捨てまくる技術]―
 積み重なるモノの山、溜まっていくゴミ、探し物にかかるロスタイム……わかっちゃいるけど捨てられないのが人の性。男の家は油断するとつい“汚部屋”になりがちだが、ちらかった環境は人のやる気をも削ぐ。すなわち、人生の停滞感はこの“捨てられなさ”に起因しているとすら言えないだろうか。 捨てまくる技術

“捨てられないマインド”が人生の生産性を下げている!

 では、なぜ人は捨てられないのか。整理整頓を実践するミニマリスト・ブロガーの筆子氏は、行動経済学の観点からこう解説する。 「“プロスペクト理論”といって、人間は必ずしも合理的な選択をせず、得した喜びより損した痛みをより大きく感じる習性がある。『捨てることで生活が快適になるメリット』よりも『いつか役に立つかもしれないモノを捨てるリスク』のほうを気にしてしまうのです。また、“保有効果”といって、自分が一度所有したモノに対して、客観的な相場以上の価値を感じてしまいがち。さらに、人は根本的に“コンフォートゾーン(予測可能な空間)”から出ることを嫌うので、捨てることで生活空間を変化させること自体、意思の力なしには難しいのです」  放っておけば、捨てずに溜め込むのが人間の本性なのだ。その中でも、特に“捨てられない人の特徴”を、片づけ心理研究家の伊藤勇司氏は次のように分析する。 「自己評価が低く、他人の目を気にしがちな人です。他者の評価を気にするなら部屋をキレイにしそうなものですが、実は逆で、『どんな自分になりたいか?』という軸がないから、優先順位がつかず、すべてを溜め込んでしまう。彼らは、“モノを買って隙間を埋める=コンプレックスやストレスを埋める”ため、次第にモノが自分の一部となり、客観的にはゴミでも手放せなくなってしまうのです」  そして、こうした“捨てられないマインド”は、ビジネスシーンにも悪影響を及ぼすという。 「優先順位をつけて“自分のキャリアに不要な仕事”を捨てることができないので、スケジュールがパンパンな割に生産性が低い。一方、“モノを捨てて片づける”という行為は、自分の持っているリソース内で、いかに効率的に“心地よい空間”という利益を生み出すかというミッション。つまり、片づけができるようになると、限られた時間を効率的に使い、無駄な仕事に労力を割かなくなる。いわば“選択と集中”の訓練になり、その結果、仕事の生産性もアップするのです」(伊藤氏)
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