更新日:2018年08月21日 18:27
お金

競馬で負けている人の3つの共通点

2、新聞の印・他人の意見で買ってしまう

 さて、予想をしていざ馬券を買うという段階になると様々な誘惑がある。最も大きな誘惑は“新聞の印”だろう。自分では買おうと思っていた馬だが、新聞を見たらまったく印がない。オマケにテレビや知人の意見を聞いても否定される、こんなことは競馬では日常茶飯事である。しかし、買おうと思っていた穴馬を、他人の意見に流されて買うのを辞めてしまうほど愚かなことはない。競馬で最後に信じるべきは自分自身である。  それは仮にビギナーであっても同様だ。穴馬とは、誰もが買えるわけではない、むしろ否定されることが多いからこそ穴馬なのだ。新聞に印がない、他人に意見を求めたら否定をされた、そうしたら不安になるのではなく「ラッキー!」と思わなくてはいけない。  不思議なことに、最近の競馬では玄人筋の穴馬が予想以上に売れる傾向にある。つまり、穴馬だと思ったら穴馬ではない。では、どんな馬が穴馬なのかといえば、ビギナー層が単純な理由で狙う馬である。例えば、外国人騎手だからとりあえず買おう、逃げ馬だから買おう、といったような……。  今年のダービーは3連単が285万円という大波乱となったが、勝ったのは皐月賞1番人気馬、2着は皐月賞1着馬、3着はトライアルレースの1着馬である。しかし、人気を集めたのは皐月賞を故障で回避したダノンプレミアム。最内枠ということで玄人筋を中心に人気が加速したのである。  シンプルな閃きにこそ答えがある。終わった後に、「最初は買おうと思っていたんだ」では、後の祭り。自分を信じて貫く先に、大きな払い戻しがあると信じたい。他人の意見には耳を貸さない頑固さも重要なのである。

3、騎手の悪口ばかり言ってる

 騎手は思い通りに乗ってくれないものである。期待して買った馬券が騎手のせいでハズレなんてことは、競馬であれば日々繰り返されることだ。しかし、我々は愚かにも騎手に怒りをぶつけてしまう。 「下手くそ!」 「金返せ!」 「なんで外回すんだ!」  WINSや競馬場に行けばこんな愚痴があちこちから聞こえてくる。しかし、今一度考えてみてほしい。騎手が自分の思い通りに乗ってくれるなどと考えるのは、多少傲慢ではないか?騎手はプロフェッショナルであると同時に、自身の生活もある。何でもかんでも内を突くことなど不可能だし、陣営や馬主からのオーダー(注文)によって騎乗スタイルが制限されることもあるだろう。若手騎手ならなおさらだ。馬がしゃべらないのをいいことに、身近な存在である騎手に責任を押し付ける。なんと見苦しいことだろうか。  馬券が外れたのは他でもない自分自身の責任だ。騎手に一体何を期待しているのだろうか? と
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悪いのは「騎手を理解していないあなた」
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