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金正恩と小泉進次郎に共通点あり!? リーダーの資質を勝手に比較してみた

 アジア情勢が不透明ななか、自民党筆頭副幹事長の小泉進次郎議員と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の動静に注目が集まっている。この2人の30代政治家をよく知る識者らを直撃、勝手に比較してみた。
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7月26日、朝鮮戦争戦死者の墓地「祖国解放戦争参戦烈士墓」を訪れた金正恩党委員長。たびたび世界に向けて公開する画像や映像は、政治的なメッセージを含んだ北朝鮮の情報戦略の一環だ 写真/時事通信社

「小泉進次郎は近い将来、首相になるでしょう。そのときまで金正恩体制が続いていれば、2人が国際政治の舞台で対峙することは確実です」と語るのは、作家の大下英治氏。「進次郎は、混乱の時代が求めるリーダーの資質を持っています」と評価する。  進次郎は、神奈川県横須賀市を地盤に代々国会議員を出してきた小泉家の4世議員。金正恩も祖父・金日成、父・金正日から世襲で権力を受け継いだ3代目という共通項がある。

2人の世襲政治家に共通する「闘争性」

 進次郎の曽祖父・又次郎は軍港・横須賀に労働者を送り込む手配師だった。背中には彫り物があり“入れ墨大臣”の異名で親しまれた。 「トランプや習近平、プーチンといった武闘派リーダーが台頭する時代です。小泉家は又次郎の時代から修羅場をくぐってきた闘争的な一族。進次郎はその血を受け継いでいる」(大下氏)  ’08年9月、父の純一郎が引退を発表、後継に進次郎を指名する。
小泉親子

’08年9月、支持者向け講演会で次男の進次郎氏を紹介する小泉純一郎氏。その後、表立って息子の応援をすることはなかった 写真/時事通信社

「父親は選挙活動に一度も同行しなかった。『進次郎の応援を頼む』という言葉も聞いたことがありません」(進次郎後援会の関係者)  民主党政権が誕生した、翌夏の衆院選。27歳で出馬した進次郎には、「世襲」のシンボルとして猛烈な逆風が吹いた。当時の選挙現場を知る自民党関係者はこう語る。 「軟弱で頭も悪いのに、親の七光で選挙に出たというイメージでした。街頭に立つと『世襲反対』とペットボトルやゴミを投げつけられた。それでも顔色ひとつ変えず、平然と笑顔で話し続けた。『さすが小泉家の子だ。肝が据わっている』とみな感心したものです」
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金正恩の体制強化は祖父譲り
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