ユニクロでダサくなってしまう人の共通点/チノパン編
私はのべ4000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきましたが、体重100キロ超えの方でさえもスリムフィットでおさまりました。細身の男性はスキニーフィットを試着しましょう。
また、裾上げも重要です。最近はアンクル丈が基本です。さすがにオフィスでは足首が見えるほどのパンツを選ぶワケにはいきませんが、くるぶしがちょうど隠れる程度を基準にしましょう。
立っているときにギリギリ靴下が見えない程度にすることで、余計なシワがパンツに付かないからです。そして、オフィスではパンツに合わせるジャケットも欠かせません。
オフィスカジュアルの世界ではジャケパンが基本になります。ジャケパンとは、生地が異なるパンツにジャケットを合わせたスタイルです。ウール素材のスラックスのみならず、コットン素材のチノで合わせることも可能ですが、ジャケットの種類で印象も変わります。
絶対に合わせづらい組み合わせは、「ベージュのチノパン×スーツジャケット」だと私は見ています。オフィスカジュアルとスーツ、実は似ているようで別物です。
その違いはジャケットの表情にあります。毛羽立ちが強い秋冬のフランネルジャケット、通気性を確保する春夏の機能性ジャケット。両者に共通することは、生地に表情があること。
一方、ツルッとした光沢感を重視するスーツジャケットは表面が滑らかなのです。ドレス感が強いエレガントなジャケットにワークテイストが強いベージュのチノパン、上下半身のバランスを取りづらいのです。
一方、チノパンに合わせやすいジャケットは、手触りや見た目がザラッとした目が粗いジャケット。チノパンとジャケット、たった2つのアイテムを見直すだけでユニクロのオフィスカジュアルは調和するのです。<文/森井良行>“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
チノパンにはスーツジャケットでなく、目が粗いジャケットを
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