恋愛・結婚

40代未婚男への偏見がウザい 「半人前」「ゲイなの?」…ほっとけ!

独身

頼んでもいないのに女性を紹介され…

 仕事の圧力以外に、プライベートの部分でプライドを傷つける言い方をされることもあるよう。デジタルコンテンツ業界で働くTさん(40歳)は少し頭皮が気になるものの、スラッとした体型で彫りの深い、昔の男前顔をしている。彼は30代後半から頼んでもいないのに、同僚から女性を紹介されるようになった。 「僕は人並みに女性に興味はあるんですが、いい女性に自然に出会えたら結婚かなってくらいの気持ちなんです。それなのに勝手に相手をあてがうとかいい迷惑。それに同僚の嫁の友人を紹介されたりすると断るのも一苦労なんですよ。何度か会ったことがありますが、傷つけないように徐々に疎遠にしていくのが面倒で。  同僚の嫁の友人を断ると、次は会社で僕のことを『彼女がいないから誰か紹介してやって』と会議終わりなどで日常会話のようにぶっこまれるようになりました」  そんなこともあり、Tさんは一度同僚にきつく「彼女はいらない」と言ったそう。しかしそのことが女性に興味ない=男性に興味があると変化していってしまう。 「会社の同僚たちとフットサルを月に2度ほどやっていたんですが、その噂のせいで僕とのシャワールーム利用を避ける人が出てきましたよ。  さらには、取引先の男性社員がかわいい顔をしていたら『狙うなよ』と言われるようになりました。あまりに苦痛で今は架空の彼女を作って対策しています」  結婚している=正しいという風潮はまだまだ日本に根強く残っている。Tさんは「バツイチのほうが受け入れられる気がするので、バツイチの資格があるなら買いたいですよ」と、以前話を伺った30代後半の独身女性と同じ内容を語っていた。昔に比べてバツイチは一般化した。独身=間違いではないはず。独身であることも早く一般化することを願いたい。〈取材・文/藤 文子〉
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