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「ブス、鏡見てから来い!」20代OLが経験したパパ活サイト登録会の実態

 近年、「パパ活」という言葉が一般化している。テレビをはじめとするメディアでも多く取りあげられ、割とカジュアルにだれでもできるような印象さえ受ける。そういった情報を真に受けて、軽い気持ちでパパ活を始めてしまう女性も少なくないようだ。 「男性と一緒にご飯を食べて、お金がもらえる。本当にそれだけだと思っていた自分が恥ずかしい」と話すのは、パパ活サイトの登録会でかなりの精神的ダメージを負ったと訴える女性・長谷川さん(20代・百貨店勤務)だ。彼女が登録会場で受けた被害とは? パパ活女子

浪費癖からパパ活を決意「楽してお金が稼げそう」

 パパ活とは女性が金銭を援助してくれる男性を探すことを指す。パパ活サイトでは会員の男性は好みの女性会員を選び、2人で会うことができる。その代わりに男性は数万円の金銭を渡す。つまりはパパ活をしている女性の目的は“お金”というわけだが、長谷川さんはなぜお金が必要だったのか。 「私の月収はいま20万円弱ほど。実家暮らしなので十分生活はできるのですが、浪費癖が激しいんです。とくに冬になると服代が……。1着30万円のコートを数着買ってしまい、クレジットカードの決済が追い付かなくなり、パパ活を始めようと思ったんです」 atm 彼女なりに「リスクを回避しながら楽してお金を稼ぐにどうすればいいか?」を突き詰めたところ、パパ活という結論に至ったらしい。たしかにご飯を食べるだけで数万円がもらえるのなら誰だって興味が引かれるはずだ。

パパ活サイトの登録会はセクハラ・パワハラだらけ!?

 長谷川さんが登録したパパ活サイトは、業界では有名なサイト。しかし、誰でもパパ活を始められるというわけではなかった。まずは面接を受けるために新宿にある運営事務所に向かったという。 「面接会場はマンションの一室で、部屋には男性スタッフが数人いました。私は自分でも美人だとは思っていませんが、まさかここまでボロカスに言われるとは思っていませんでした」
オートロック

※写真はイメージです

 開口一番、面接官の男性が放った言葉は、「ブスだな、鏡見てから来いよ」だったそう。さらに面接官はこう続けた。 面接官「パパ活ってさ、ブスじゃつとまらないわけ。選ばれた美女だけができることなんだよね。あのさ、もしサイトで会った男性にこういうこと言われたらなんて返すつもり? ホラ、何も言えないじゃん。お金もらうんだからさ、そんなんでつとまる仕事じゃないんだよね」  長谷川さんは「ごめんなさい」と下を向きながらただ謝るしかなかった。そして、涙がボロボロと流れ、会場には「お前、客の前で泣くのかよ?」という罵声が響いた。
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パワハラは援助交際の強要まで
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