恋愛・結婚

うつ病、引きこもりから脱却するも女性不信に…結婚に憧れる男のなげき

出会い系は卒業するも、一切モテず……

バーテンダー「地元にいる意味がなかったので、なんとなく上京したという感じです。とはいえ、金も学歴もない僕ができることといったらアルバイトぐらい。しかもうつ病になってからは出会い系ばかりやってきたもんですから、普通の女の子と会話をするのが苦手になってしまい、東京に出てきても全くモテなかったんです。どうにか克服しようと、女の子にモテそうなバイトばかりしていましたね。ライブハウスのスタッフ、バーテン、お笑い芸人など……。  でも、そういう場所に集まる女の子ってなぜか病んでる子が多いんです。中でも1番キツかったのがバーテン。ストーカーみたいな女性客が多かったんですよ。カッコイイ先輩が1人いて、その先輩の仕事が終わるのを何人もの女性客がずっと待ってるんです。最初は羨ましいと思ったんですが、先輩がお持ち帰りした客にホテルで寝顔の写真を撮られてサイトに載せられたなんてことも。それで客同士が店でケンカして、止めようとしたらボトルを投げられて顔に大けがをしたこともあります。そんな現場ばかり見ていたので、克服どころか逆に女性不信になっちゃいましたね……」  現在はネットカフェと日雇いのアルバイトで生計を立てているという大橋さん。女性不信になった今、男だらけの職場がラクなのだそうだ。 「最近はネットゲームにハマっていてたまにオフ会で女の子と遊ぶぐらいですが、セックス止まりでそれ以上発展することはありません……。マトモな家庭で育っていないので、結婚に対する憧れは強いのですが、その前に普通の恋愛をできる気がしないんです。」  周囲の影響により女性不信になった大橋さん。ネットゲームにハマる現状は、上京前ほどではないにせよ引きこもりの兆候が現れている気がしなくもない……。そんな彼に必要なのはまず、異性を恐れず、女性ときちんとした付き合いを始めることからなのかもしれない。 ――シリーズ―「結婚できない男のため息」vol.4―― 【結城(ゆうき)】 恋愛ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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