数々の人気ドラマに主演し、女優として世間的に高く評価されている石原さとみ（31歳）。実は、彼女の名前も芸名で、そこには深い意味が込められているという。 　かつて『アサヒ芸能』が報じたところによると、事務所関係者が付けたとされる「石原」の由来は、「ダイヤの原石」。原石をひっくり返して、「石原」という苗字にしたのだとか。また「さとみ」は、「聡明で美しい人」になることを願い、それを意味する聡美を、ひらがなにしたものなのだそう。 　当代きっての人気女優となり、その美貌を誰もが認める現在の石原。名付けられた当時に込められた、理想のイメージにぴったりと合う名女優となったわけだ。 　 　映画『余命1ヶ月の花嫁』の主題歌となった『明日がくるなら』で、配信チャートで1位を獲得しているJUJUは、幅広い年代の女性から支持を集めるアーティストだ。そんな彼女の芸名は、当時暮らしていたニューヨークでインディーズデビューが決まり、必要に迫られて付けられたのだという。 　JUJUは、そのころ一日中聴いていたウェイン・ショーターのアルバム『JUJU』にあやかろうと思ったそうだが、「恐れ多い」という気持ちもあって、迷っていたという。そのとき、偶然道端の露店で『JUJU』のカセットテープを見つけ、運命だと思い命名したそう。 　独特なその芸名は、現代ジャズ・シーンの巨匠のアルバムから取られていたのである。 　――さまざまな思いが詰め込まれていた芸能人の名前。なかには、意外なものや深い理由を持つものも少なくないようだ。あなたが好きな芸能人の名前や、興味を持った芸名の由来を調べてみても面白いかもしれない。＜文／後藤拓也（A4studio）＞