ムロツヨシがかっこよすぎる! ドラマ『大恋愛』に学ぶ2枚目変身テク
愛を求める「つぶらな瞳」が母性本能を刺激!
もちろん、キャラクターのセリフやストーリー展開については、さすがベテラン脚本家・大石静といったところだが、それを土台に真司をさらに魅力的なキャラクターに作り上げているムロの功績も同じくらい評価したい。 真司は基本的に“受け身”だが、決めるところは決める“決定力の強さ”を持っている。おそらく作家として「ここは引こう」「ここは決めよう」などのポイントを本能的に理解していると思われる。2枚目になるためには、全体の流れを見渡せる「俯瞰力」が必要なことがうかがえる。 ムロ自身の魅力に目を向けると、やはりその「目」が特徴的だ。さまざまなインタビューなどでも語っているように、両親が離婚するなど少々複雑な家庭環境に育ってきたというムロ。彼が演じる真司も孤児として親の顔を知らずに育ったという壮絶な過去を持っており、自ずとオーバーラップする。 そう、まるで愛を求める「捨てられた子犬」のようなつぶらなムロのその瞳が、世の女性たちの母性本能をそこはかとなく刺激するのではないだろうか。 「ギャップ」「文学的な表現」「俯瞰力」そして「つぶらな瞳」。これらを意識して普段の生活に取り入れれば、あなたもきっと2枚目になれる……かもしれない! <文・中村裕一>株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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