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実は消えてなかった…波田陽区、ムーディ勝山、中澤裕子。地方に活路を見出した芸能人たち

中澤裕子:国民的アイドルから福岡の女帝に!?

 福岡に拠点を移し、ローカル局で大活躍しているのが中澤裕子だ。モーニング娘。のリーダーだった姿を覚えている視聴者も多いことから、全国レベルで高い知名度を誇り、東京でも十分に仕事があったであろう彼女の移住のきっかけは、夫の仕事の都合だという。  情報番組のコメンテーターや、グルメ番組のリポートなどを中心に活躍する中澤は、2018年11月現在、テレビやラジオにレギュラー番組を6本も持つ、売れっ子タレントに。アイドル時代に培ったタレントとしての能力を存分に発揮しているようだ。  その活躍から、一部では「福岡の女帝」とまで呼ばれている中澤。福岡に移住し、着実に活動することで、確かな地盤を手に入れたといっていいだろう。

さいねい龍二:地元に戻って人気タレントに変身

『特捜戦隊デカレンジャー』(テレビ朝日系)で主演を務めていたさいねい龍二は、2014年に所属事務所を退社、翌年より実家のある広島に戻ったことで、仕事を増やした俳優だ。  なんでも、家業である農業を手伝いながら、テレビやラジオに出演。その活躍ぶりが、他のバラエティ番組で伝えられた際には、合計で7本のレギュラーを抱えていたという。  広島で大きな災害が起きた際には募金を呼びかけるなど、地元を大切にしながら活動を続けるさいねい。これからも、広島の人たちから愛されるタレントとして、活躍してくれるはずだ。

三瓶:生まれ故郷を笑顔にするような活躍

 地元に帰って活動しているもう一人のタレントが三瓶だ。2018年4月より、「復興の力になりたい」との理由で、生まれ故郷である福島に活動拠点を移し、福島を中心に東北6県を股にかけて活動している。  拠点を移すとときを同じくして、東北でテレビ・ラジオ合わせて4番組のレギュラーになった三瓶。全国ネットのテレビ番組では、あまり活躍の機会のなかった彼だが、地元を元気づけるような働きをしているそうだ。

 ――今回紹介した以外にも、全国ネットのテレビ番組で見かけることのない芸能人が、地域密着型で地道に活動している例は多い。彼らの活躍によって、日本の各地方が活気づけられていくことを期待したいところだ。<文/後藤拓也(A4studio)>
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