▼ワイドフィットタックテーパードチノ　3990円(＋税) 　ワイドパンツがトレンドになったり、スキニーが復権したりと何かと忙しいメンズのボトムストレンドですが……結局、日本人には「テーパード」が一番、おすすめ。 　日本人の脚は欧米人と比べて「短い」だけでなく「太い」のです。筋肉のつき方や歩き方など諸説ありますが、確かに欧米人は太っている人でも脚だけはスラリと細い人が多い。脚が細いからこそ欧米人はスキニーなどをはくとスラリと美しくキマるし、脚が長いからこそワイドパンツをはいても子供みたいな印象にはならない。 　ところが、日本人の場合は別。きちんと全体のバランスを工夫してあげないとスキニーはムチムチに見えることがあるし、ワイドパンツはやんちゃな中学生に見えることもあります。では、日本人の脚の形にマッチするのは何か？　それはテーパードパンツです。 　腰回りやモモ周りは大きく裾にかけてキュッと細くなったテーパードパンツは日本人的な太い脚でも無理なくはけて、ムッチンパツパツになりません。それでいて裾が細くなっているので、全体が細く見えるのが大きなメリット。パンツがもっとも目立つのは視線が止まる裾部分、「おしゃれは足元から」とはよく言ったものです。目立つ裾はしっかり細いから全体の印象もすっきり細身に感じるのがテーパードパンツ。細ければ縦のラインが強調され、わずかに脚長に感じさせてくれるのも嬉しいところです。 　ユニクロUは毎度、この「テーパードパンツ」を展開しており、毎度、漏れなく大人気。日本人体型にフィットする絶妙なユルテーパード、今年も間違いないでしょう。ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）