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すき家バイトのおふざけ動画、損害賠償は生じるのか? バイトの高校生でも責任は問える?

アルバイトの高校生でも損害賠償を求められる場合も?

 また、直営店かフランチャイズ店によっても変わってくることも。 「フランチャイズ店だと臨時休業や客足が減ったことで直接的な被害を被るのは、経営者であるオーナーです。その場合はチェーンの運営元ではなく、オーナーからアルバイトに損害賠償を求められる可能性があります」  すき家は全店舗が直営店のため、オーナーがバイトに損害賠償を求めることはないようだが、運営元の企業が賠償を求めることは十分にありうる。  なお、今回はSNSでアップしたことで本人が特定されてしまい、彼らのものと思われる個人情報も流出している。それによれば3人はいずれも高校生。それでも賠償責任を問うことはできるのか? 「そのこと自体は問題ありません。未成年の高校生とはいえ、本来は物事の分別がつく年齢ですし、アルバイトとして働いていた以上、責任は彼ら自身が負わなければなりません」
すき家炎上

画像:炎上した動画の一部

 問題の動画ではアルバイトの1人が「ヤバい、絶対クビ」と笑いながら話し、テロップには「くびかくご」の文字も入っている。だが、恐らくは彼らもここまでの大事になるとは思っていなかっただろう。  クビどころか氏名や通っている学校まで晒されてしまったアルバイトたち。単なるバイト先での悪ふざけだったのかもしれないが、その代償はあまりに大きかったようだ。<TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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