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激安葬儀にクレーム多数。追加料金いらずは真っ赤なウソ?

クレーム多数。追加料金いらずは真っ赤なウソ?

 しかし、である。激安葬儀業者Aの直葬プランの場合、中抜きされて残った11万8000円で、葬儀を執り行うことになる。火葬代(東京都の場合2万5000円)も込みで、だ。これで本当に追加料金なしで済むのだろうか。激安葬儀経験者からはこんな声が……。 「業者指定の斎場に空きがなく、追加料金を取られた。しかも自宅から25㎞も離れた会館で、親族20人分のタクシー代が発生する始末。揚げ句の果てには寝台車の走行距離が50㎞を超えたと追加料金を取られるハメに」(50歳・専業主婦) 「業者の都合で斎場が見つからず、10日間、遺体を安置する結果に。ドライアイス、安置料の追加料金を取られた」(50歳・公務員)  提携する斎場が少ないことから生じるトラブルだが、下請けの葬儀社へのクレームも。 「妻が亡くなった直後、遺体が傷むからと安置所への搬送をせかし、(のちに安置料を稼ぎたいだけと判明)連れていかれた。安置所が廃屋のようだったので、やはり自宅で安置したいと言うと『納棺後なので、追加費用がかなりかかる』と言われ諦めた」(46歳・無職) 「棺代も込みなのに『これはベニヤの安物だから良い棺にしましょう』と、追加で8万円も取られた。抗議すると『葬式やらないぞ』と脅された」(45歳・サービス) 「下請けの葬儀社さんもカツカツなので、利益を出そうと必死なのかもしれません」(佐藤氏)  多発する激安葬儀の被害報告の実態だ。 棺

<激安葬儀業者に相次ぐ消費者庁の措置命令>

2017年12月「イオンのお葬式」に措置命令 2018年12月「小さなお葬式」に措置命令 景品表示法違反で再発防止を求められた2社。「追加料金不要」と記載した葬儀プランの4割ほどで実際には追加料金が発生していた「イオンのお葬式」。「小さなお葬式」は年間の葬儀契約の約2割で追加料金が発生していた 【1級葬祭ディレクター・佐藤信顕氏】 東京で90年続く老舗葬儀社経営。テレビ、週刊誌への登場多数。葬儀に関する著書もある。登録者4.7万人の葬儀葬式chを運営する、葬式系YouTuber <取材・文/週刊SPA!編集部> ― [激安葬儀ブーム]の闇 ―
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