非花形部署・56歳のズルい処世術。定年後に備え取引先との癒着にまい進
―[会社員人生の終活]―
少子高齢化が進む昨今、長く働き続けることはもはや必然に。かつての「働き方」がいよいよ微塵も通用しなくなるこれからの時代、60歳以降の人生を確実に乗り切るうえで必要となるものとは一体? 経歴よりも資格よりもずっと重要となる「サラリーマン生活の適切な終え方」ここに考察する——。

日々、取引先との“癒着”強化に邁進
70歳までは是が非でも今と近い水準を稼ぎたいという佐藤さんの地固めはまだ続く。
「仕事のできる人ほど転職時に辞め方を大切にしていますよね。転職してもいい関係性さえ残していれば、何かと助けになるはずなので、今の社内にもたくさんの味方を残せるように動いています」
密な人間関係の構築こそ、残された会社員人生で全力を傾けるべき最重要課題にほかならない。
【プロの視点】
「古巣と関係性を残したうえで次に移るというのは転職の王道。ただ、この方の場合は、口約束や人間関係に依存しすぎているのが大きなリスクで、決裁権者の気が変わったり、担当者が変更になるだけで計画がご破算になる可能性があるのでリスクをヘッジする必要はあります」(経営コンサルタントの中沢光昭氏)
— 会社員人生の終活 —
―[会社員人生の終活]―
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