仕事

年収1000万円から失業者に…定年前に会社を飛び出した男たちの明暗

海外転職で「定年」とは無縁の人生を獲得

 一方、同じく50代中盤で海の向こうに新天地を求めたことで、豊かな将来に向かって歩みを進めているのがバツイチの肥沼貴光さん(仮名・55歳)だ。国内の機械メーカーにエンジニアとして勤務していたが、50歳のときに早期退職。そこで2300万円の退職金を得たものの、その後の転職先では思うような仕事と待遇を得ることができなかった肥沼さん。ただ、さらにその2年後に転機が訪れる。 「知人がタイで海外転職しており、興味が出てきて現地採用について調べてみたんです。すると、自分のスキルがあれば採用してくれそうな会社がいくつもあって面接を受けてみたら、結構な好待遇でエンジニアの監督的なポジションに採用してもらえました」  物価が安いタイではお金に余裕をもって生活できるという。 会社員人生の終活「タイでの月収は8万2000バーツ(約29万円)。ボーナスも年間33.6万バーツ(約119万円)もらっています。住まいは18畳ほどの家具付きマンションを借りていて、家賃は2万バーツ(約7万円)。一人でのんびりと生活するには何の問題もありませんね。定年がないので当面は働き続ける予定ですし、仕事を辞めても元気なうちはこっちでの暮らしを楽しみたいと思っています」  リスクを取り、日本を飛び出した肥沼さんに「老後不安」の4文字は今のところないようだ。 取材・文/週刊SPA!編集部 — 会社員人生の終活 —
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