雑学

「もしもバッタが『スター・ウォーズ』を見たら」の研究結果

― 世界の[トンデモ研究論文]大集合(7) ―

 科学ライターの久我羅内氏が、過去にイグ・ノーベル賞を受賞した研究から、特におもしろいものをピックアップ。「なぜこんな研究を思いついたのか、理解できないものばかりです(笑)」


◆もしもバッタが『スター・ウォーズ』を見たら
ニューカッスル大学 クレア・リンド氏ら
05年イグ・ノーベル平和賞受賞

「バッタのDCMD(下行性反対側運動検知細胞)という神経細胞は『スター・ウォーズ』を見ると確かに興奮したそうです。だからどうしたという感じですが(笑)」


◆黒板を引っかく音が不快な理由
ノースウエスタン大学 リン・ハルパーン氏ら
06年イグ・ノーベル音響学賞受賞

「教授らは黒板を引っかく音の波形と、マカクザルが警告を発するときの声の波形が似ていることを発見。『黒板を引っかく音が嫌いなのは、我々に人類の先祖の痕跡が残っているからではないか』という壮大な仮説を導き出しました」

 イギリス・ソルフォード大学音響研究センターが万国共通で不快な音は「嘔吐音」という調査結果を’07年に発表。嘔吐音の不快さの謎もぜひ!


◆キツツキが頭痛にならないワケ
カリフォルニア大学教授 フィリップ・R・Aメイ氏ら
06年イグ・ノーベル鳥類学賞受賞

「一日に1万回以上も木をつつくキツツキがなぜ脳障害や脊椎損傷を起こさないのか……という疑問から始まった研究です。結果、キツツキの脳はクッション状の柔らかく厚い頭蓋骨に守られており、周囲の軟骨や筋肉にも衝撃を和らげる優れた機能があることがわかりました。研究結果から丈夫なオートバイ用のヘルメットが考案されたようです(笑)」


取材・文/田山奈津子 古澤誠一郎(オフィス・チタン)牧 沙織 鈴木靖子(本誌)
撮影/山形健司

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