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Janne Da Arcまで…突然の解散・活動休止を告げた音楽グループ

ZONE:高校卒業前のメンバーに浮上した、“音楽or進学”という選択肢

 ここまで紹介した3組はいずれも昭和結成だったので、平成の音楽グループたちも取り上げよう。  バンドとアイドルの概念をミックスさせた“バンドル”として20世紀の終わりに登場し、『secret base ~君がくれたもの~』(2001年)という名曲を生み出したZONEも、その幕切れは急だった。2005年2月に解散を発表し、翌月から始まった全国ツアーの最終日である4月の日本武道館公演が、早くもラストステージとなっている。
卒業

解散1年前の2004年に「卒業」というシングルを発売したが、ある意味では伏線だった?(画像はソニーレコードから発売された「卒業」CDジャケット)

 解散時はメンバー4人中の3人が高校卒業を控えるタイミングだったこともあり、音楽を続けるのではなく、進学を希望するメンバーがいた模様。“10年後の8月”という歌詞にちなんで2011年に3人で再結成したが、体調不良だったり業務不履行だったりでメンバー脱退が相次ぎ、最終的にはベースのMAIKOだけが残った状態で活動に終止符を打った。

RIP SLYME:SUの不倫で活動休止に追い込まれたかと思いきや…

 最後は、『楽園ベイベー』(2002年)や『熱帯夜』(2007年)といったヒット曲を持つRIP SLYME。日本のヒップホップシーンを引っ張ってきた彼らは、辛うじて解散こそしていないものの、活動休止中である。
 その背景としてひとつ考えられるのは、MCのSUの不倫問題だ。彼は2010年、シンガーソングライターの大塚愛と結婚したが、2017年にモデルの江夏詩織との交際を“フライデー”されている(※大塚とはのちに離婚)。  グループはSUを除いた4人でライブ出演を続けるも、昨年10月、公式サイトが突如として閉鎖。SUが自身のInstagramで「全ての責任は私」と懺悔する一方、MC&トラックメイカーのPESはこの活動休止について「ニュースで知った」「何も聞いていない」とツイートしており、謎は深まるばかり……。  ――“バンドは生き物”とはよく言ったもので、いつ、どんな事情で解散・活動休止してしまうかは誰にもわからない。現在、もしも応援している音楽グループがあるなら、最後まで悔いが残らないファン生活を送りたいものだ。<文/A4studio>
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