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爆笑問題・太田やケンコバも…声優に挑戦した芸人たち

 お笑い芸人が、他ジャンルの仕事に挑むことも珍しくなくなった。俳優や文筆業と並んで、多くの芸人が挑戦先として選んでいるのがアニメ声優の仕事だ。

違和感

お笑い界で、確固たる地位を築いている爆笑問題・太田。大人気シリーズの一作『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』では、声優としての演技を見せている。(『違和感』扶桑社)

 約29年ぶりに復活し、4月26日より全国公開された「東映まんがまつり」シリーズのなかの一作である、『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』で、ゲスト声優としてキャスティングされたのは爆笑問題・太田光。劇中では、猫背でぶっきらぼうなアルパチという役の声を担当しているという。

 太田は、米アニメ映画『アイス・エイジ』シリーズ(2002年~)などで声優を務めたことはあったものの、日本のセルアニメーションには、この映画が初挑戦。相方である田中裕二は、3月に公開され大ヒットしている『映画プリキュアミラクルユニバース』でゲスト声優を務めており、対抗心をメラメラと燃やしているという。ちなみに田中は、『モンスターズ・インク』シリーズ(2001年~)でホンジャマカの石塚英彦と共に、日本語吹き替え版声優として活躍していることでも広く知られている。

 今回は、爆笑問題の二人のように、アニメ声優に挑戦してきた数々の芸人をご紹介しよう。

今田耕司:代表作『マインド・ゲーム』


 テレビアニメ『ピンポン THE ANIMATION』(2014年)や、アニメ映画『夜明け告げるルーのうた』(2017年)など、人気作の監督で知られる湯浅政明。彼の長編初監督作品『マインド・ゲーム』(2004年)で、主人公の西を担当したのが今田耕司だ。

 吉本興行の芸人を多数起用し、大阪の雰囲気を映画のなかに再現した本作は、奇想天外なストーリーと、今田の実写の顔が登場するなど、奇抜なアニメーション表現が特徴となっている。

 そこで今田は、素晴らしい仕事ぶりを披露。彼の好演のおかげもあったのか、映画は第8回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞や、第9回ファンタジア国際映画祭の最優秀作品賞を獲得するなど、国内外で高い評価を得ることとなった。

マインド・ゲーム

実写、2D、3Dを融合させた斬新な映像表現が見どころとなっている『マインド・ゲーム』で今田は、主役として見事な演技を披露している。(『マインド・ゲーム』TCエンタテインメント)

サバンナ・高橋茂雄:代表作『ズートピア』


 サバンナ・高橋茂雄は、声優として一目おかれている芸人。アニメではないが、NHK・Eテレにて放送されている『みいつけた!』で、喋るイスのコッシーというキャラクターを担当し、幅広い世代から好評を博している。

 アニメとしては、ディズニー映画『ズートピア』(2016年)で、主人公であるウサギ・ジュディの同僚、チーター・クロウハウザー役を好演。チーターとは思えないぐらい太っている、のんびり屋のチーターという難しい役柄を見事にこなしてみせた。

 また高橋は、映画版の『ドラえもん』シリーズに、3年連続でゲスト声優として起用されている。これは。シリーズ史上初とのことで、声優として業界内で高く評価されていることを示しているエピソードといえよう。


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山寺宏一に絶賛された芸人

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