更新日:2023年03月20日 10:57
エンタメ

爆笑問題・太田やケンコバも…声優に挑戦した芸人たち

小島よしお:代表作『レゴバットマン ザ・ムービー』

 小島よしおは、レゴ製のバットマンを主人公にしたアニメ映画『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017年)で、レゴバットマンに憧れる少年・ロビンを演じた際に、共演した人気声優・山寺宏一から絶賛された。  声優として第一線で活躍する山寺は、小島が声優をすることについて「あんなパンツ一丁のやつにできるのか」と懐疑的だったそう。しかし、アフレコを共にこなすなかで、「役柄にぴったりだなと思った」と、すっかり感心したようだ。  ちなみに小島は、テレビアニメ『プリキュア』シリーズや劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズなど、他のアニメでも声優を務めている。

ケンドーコバヤシ:代表作『ONE PIECE FILM GOLD』

 マンガ・アニメが好きなことで有名なケンドーコバヤシ。それもあってか彼は、『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年)や『GANTZ:O』(2016年)、『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016年)など、人気のマンガを原作としたアニメ映画に、数多く起用されてきた。  また、「ゴルゴ13芸人」としても知られるコバヤシは、外務省が『ゴルゴ13』とコラボして制作した単行本『中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル』の動画版でも、声優として、動く絵に声を当てている。  さらにコバヤシは、「ドラゴンクエスト芸人」でもあることからか、8月2日から全国公開が予定されている映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』にも起用され、声優として参加しているという。これからも、その趣味を活かして、活躍の場を広げていくことだろう。
ケンコバ伝説

カルチャーに造詣が深いコバヤシは、『ドラゴンクエスト』シリーズへの愛を、テレビで語ったことも。これが、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』への起用につながったのかもしれない。(『ケンコバ伝説』幻冬舎)

バイきんぐ・小峠:代表作『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』

 声優初挑戦となったアニメ映画への起用に、「何で僕らにこの仕事が来たんだろう」と、首をかしげていたのがバイきんぐ・小峠英二。女性などを中心として、多くのファンを獲得している『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』(2019年)で、相方・西村瑞樹と共にゲスト声優を務めた。  小峠が演じたのは壁の中が好きな妖怪・もんもんぼう。頭に毛のないこのキャラクターを担当したことについて彼は、「ハゲているからだ」「頭皮でキャスティングされた」と、初日舞台あいさつの席で、自虐を交えてコメントした。

 ――声優として、アニメキャラクターの声を担当した芸人たちのなかには、お笑いの現場で培ってきたスキルを活かし、優れた演技を見せたことで、高い評価を得た者も少なくないようだ。これからさらに、芸人の声優仕事への挑戦は、増えていくことだろう。<文/後藤拓也(A4studio)>
1
2
おすすめ記事