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バーベキューで一目置かれたい…“肉の塊”がページをめくるように切れる折り畳みナイフ

 最近はすっかり暖かくなってきたが、これからバーベキューが楽しみな季節だ。スーパーで事前にカットされた食材を買ってから持っていくのも悪くはないが、せっかくならばその場で“肉の塊”を調理して気分を盛り上げたい……。  手際よく捌ければ、仲間たちや女のコからも一目置かれること間違いなし。そんなときに欠かせないのが、コンパクトでキレ味の良いナイフや包丁。普段使いの包丁をタオルで巻くなどして持ち運ぶ人が多いかもしれないが、他人とは少し違った逸品で差別化したい。 BBQ

クラウドファンディングで折り畳みナイフが人気

 クラウドファンディングには、様々な製品が出展されている。その中でも意外な人気を誇るのが、“折り畳みナイフ”である。  やや物騒に思われるかもしれないが、海外ではナイフのコレクターが一種の市民権を得ていて、それに対する社会的偏見はない。日本でもCSヒストリーチャンネルで『刀剣の鉄人』という番組が放映されているが、特にアウトドアレジャーの盛んなアメリカでは自分でナイフを製作してしまう人も少なくない。  そういう背景があるから、当然クラウドファンディングにもナイフが出てくる。しかも安物の製品と比べるのは失礼なほど手の込んだ製品であることが多いから、世界中のコレクターがこぞってプロジェクトに出資する。

低価格高品質のポケットナイフ

 ある世代より上の人は、「肥後守(ひごのかみ)」と呼ばれるナイフについてよく知っているだろう。戦前から使われている折り畳みナイフだが、かつての小学生にとっては必需品だった。丈夫かつ単純な構造で、自分で研げばまるで日本刀のような切れ味を発揮することも可能な代物だ。それがカッターナイフの登場で、徐々にその姿が失われていった。  しかし、海外のナイフコレクターの間では「肥後守は低価格高品質のポケットナイフ」として知られている。そしてその肥後守にインスピレーションを受けたナイフ職人も多い。  たとえば、2016年にクラウドファンディング「Kickstarter」で公開された『Urban HUSKY』は、肥後守に影響されたようなデザインである。ハンドルの形状や、ブレードを引き出すためのリリース部分(日本ではチキリと呼ばれる)などは、どこか親近感すら覚える。
Kickstarter

画像は、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」より

 だが工作から料理まで幅広く扱えるよう、ポイント(刃先)が包丁のように下がっているのがUrban HUSKYの特徴だ。なお、リリースには穴があり、そこから紐を通してネックレスのように携帯することもできる。

日本は世界トップの「刃物産業の国」

 実のところ、アメリカの企業が運営しているKickstarterよりもナイフに関して積極的なクラウドファンディングがある。それは日本の「Makuake」だ。  Makuakeの場合は全国の地場産業メーカーと関係が密接で、岐阜県関市や兵庫県三木市の刃物企業ともつながりを持っている。そう、日本は世界トップの「刃物産業の国」であることを忘れてはいけない。  肥後守は兵庫県三木市のメーカーが製造しているものだが、その三木市からこのような製品も登場している。『FEDECA折畳式料理ナイフ(以下、FEDECA)』というものである。これもまた、肥後守と同様の機構を備えている。だがハンドルは木製で、用途はアウトドアでの料理を想定しているようだ。
Makuake

画像は、クラウドファンディングサイト「Makuake」より

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巨大な豚肉を切ってみよう!
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