芦田愛菜の大人コメントに絶賛の嵐…14年の早熟史と、意外な将来の夢
子役時代から活躍している芦田愛菜。小さな頃からその姿を見ているため、成長した今の彼女に、すっかり大人になったと勘違いしてしまっている方も多いことだろう。しかし彼女は2004年生まれの14歳、今年6月にやっと15歳を迎えるという年齢なのだ。
2007年に3歳で芸能界入りし、2009年『ABC家族レッスン ショートムービー2“だいぼーけんまま”』(朝日放送)で、子役としてデビューを果たした芦田。彼女がブレイクするきっかけとなったのは、2010年に放送されたドラマ『Mother』(日本テレビ系)だ。
芦田の演じた役は7歳に設定されており、普通は8~10歳の子どもが選ばれることが多いとのこと。しかし、オーディション当時5歳の芦田が、制作陣の前で圧倒的な演技を見せたことで、出演が決定したという。
このドラマで、母親から虐待を受ける娘という難しい役柄を熱演し、高い評価を得た芦田。弱冠5歳で大役に抜擢され、シリアスなテーマのドラマに出演したことが、彼女の成長につながったのかもしれない。
2011年1月から放送が開始されたNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』にも抜擢され、天才子役の呼び名をほしいままにしていた芦田。彼女は、2011年4月スタートのドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で、さらなる飛躍を遂げることとなる。
最終回の平均視聴率23.9%を記録したこの大ヒットドラマで、双子の姉弟として共演した鈴木福とともに、芦田が国民的な存在となったのはご存じのとおり。ドラマの主題歌だった『マル・マル・モリ・モリ!』と、そのダンスも大きな話題となり、『第62回NHK紅白歌合戦』に紅白史上最年少で出場を果たした。
「マルモリ」ブームが社会現象を巻き起こしたことで、芦田は急速に露出を増やすことに。多忙を極める売れっ子となり、さまざまなメディアから取材やインタビューを受けるなかで、芸能人としての振る舞いが形成されていったのだろう。
芦田は、出演したテレビ番組などでの受け答えも非常に落ち着いており、振る舞いも大人びているため、誤解してしまうのも仕方のないことだろう。この“オトナっぽさ”のせいか、NHKの武田真一アナウンサーが、共演した「令和」改元の報道番組で思わず30年前の話を持ち出し、以前の改元とは「随分違うなと思うんですけども、どうですか」と聞いてしまったことも。
無茶ぶりとも思えるこの質問にも、芦田は冷静に対応。「新しい時代が本当に来るんだなという実感が湧きます」とそつなく答え、インターネット上には、視聴者からの賞賛の声があがった。
年齢に似つかわしくない落ち着き払った様子から、「実は、昭和生まれなのでは……」とまで囁かれている芦田。そこで今回は、彼女のこれまでの人生を振り返りながら、その異様なまでの“オトナっぽさ”の源泉を探っていこうと思う。
2010年『Mother』:圧倒的な演技で大抜擢
2011年『マルモのおきて』:「マルモリ」ブームで超多忙に
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