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「デブ=クサい」は誤解なのか…その医学的メカニズムとは?

 デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイルウェブマガジン『Mr.babe』編集長の倉科と申します。 デブ

なぜ「デブはクサい」と思われてしまうのか?

「イメージ臭」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 例えば、ヨレヨレのトレーナー、伸びまくったスウェットパンツ、垢で真っ黒になったシャツの首元、そのほかにも猫背やガニマタ、脂ぎった髪の毛、覇気のない表情……。こういった視覚から入る「ダメな見た目」から人は(特に女性)はニオイを連想し「クサそう! というか、クサい!!」と、本当は臭わないかもしれないのに、そのイメージから「汚臭」を感じ取ってしまうらしいのです。  私も以前、インタビューで女性に「太った人の臭いってどんなイメージですか?」と聞いたときに「なんか太ってる人って、おでんクサくないですか~。ていうか、人によっては機械油のニオイっていうか、とにかく遠くからでもそんな臭いを感じることがあるんですよね……」と言われました。  デブ代表の私としては非常に心外ですし、「よっぽど汚デブ(不潔なデブ)でもない限り、そんな遠くから臭うわけないでしょ!」と思い、調べてみたところ、「イメージ臭」という言葉が存在することを知ったのです。 「デブ=クサい」なんて、清潔なデブにとっては誠に心外である話だし、普通体型の人だってニオイのケアをせず、不潔であればクサいはずなのに……。そう言ったところで、人が感じるイメージの問題なので誰を責めるわけにもいきません。  だからこそ「自分はほかのデブとは違う! 清潔なデブです!」という印象を与えられるよう、外面的にも内面的にも心がける必要があるのです!

汗による体臭には2つのパターンがある

 以前、ワキガ、体臭、多汗治療のスペシャリストの医学博士に話をお聞きしたところ、「デブ=クサい」のメカニズムを説明してくれました。 「人間には、体の機能を維持するために脳があります。脳はコンピュータと同じで、熱に弱く、常に温度を一定に保ちながら、体内のさまざまな機能を損なわないよう調整しているんです。『高熱が続くと脳に障害が出る』という話を聞いたことがあると思いますが、そうならないように汗をかき、体の温度を下げています」とのこと。 「この汗のもとになるのは『血しょう』と呼ばれる血液中の成分が薄まったもので、99%は水でできていて、水ゆえに通常は無臭だが、汗をかく量が増えると血液中の成分が一緒に出てしまうため、クサくなるんです。ぽっちゃり体型は脂肪という断熱材をまとっているので、通常体型の方より温度を下げるために必要な汗を多く放出しなければならないんです」。その先生はそう教えてくれました。
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デブには2つのタイプがある
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