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高齢者の事故、自動車の次は電動自転車も危ない

 東京・池袋で起きたショッキングな暴走死傷事故以降も、高齢ドライバーが引き起こす交通事故が毎週のように伝えられている。
自転車

自転車といえど高速で激突されたらひとたまりもない。高齢者は免許制にすべき!?(写真はイメージです)

高齢者が爆走。電動自転車にご用心

 家族の説得でクルマの運転をやめた高齢者が電動(アシスト)自転車に乗り換えることが多いが、事故も増えている。愛知県で昨年(1~11月)、高齢者の電動自転車の死亡事故が9件発生した。埼玉県在住の男性は言う。 「父(79歳)は免許返納を機に電動自転車に乗り始めた直後、溝にひっかかって転倒。骨折して入院したけど5か月以上寝たきりの状態が続いています」  他人をケガさせる恐れも。 「近所の商店街は歩行者専用なのに電動自転車で爆走する高齢者が増えていて、私の子供も何度もひかれそうになった。電動自動車は手で押すと結構重いので、お年寄りにとっては億劫なのかもしれません」(都内在住の主婦)  高齢者専用の新しい乗り物の開発が待たれる。 取材・文/奥窪優木 写真/時事通信社 ― 親に免許を返納させました ―
1980年、愛媛県生まれ。上智大学経済学部卒。ニューヨーク市立大学中退後、中国に渡り、医療や知的財産権関連の社会問題を中心に現地取材を行う。2008年に帰国後は、週刊誌や月刊誌などに寄稿しながら、「国家の政策や国際的事象が末端の生活者やアングラ社会に与える影響」をテーマに地道な取材活動を行っている。2016年に他に先駆けて『週刊SPA!』誌上で問題提起した「外国人による公的医療保険の悪用問題」は国会でも議論の対象となり、健康保険法等の改正につながった。著書に『中国「猛毒食品」に殺される』(扶桑社刊)など。最新刊『ルポ 新型コロナ詐欺 ~経済対策200兆円に巣食う正体~』(扶桑社刊)発売

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