五輪に憤る湾岸タワマン住民。無観客なのに「厳戒態勢」でストレス爆発
―[東京2020オリンピック]―
東京五輪がついに開幕した。開催決定直後から相次いだ不祥事やトラブルに加え、新型コロナウイルスが襲い、「史上最も国民から歓迎されない五輪」と言われているが、競技会場周辺の住民は憤っている。いったい、なぜなのか。
「はっきり言って大迷惑」
直前までゴタゴタ続きだった東京五輪もついに開幕した。無観客開催ということもあり、盛り上がりもイマイチだが、競技会場が集中する東京・湾岸エリアは、良くも悪くも五輪ムードに包まれている。
トライアスロン競技の会場のあるお台場に住む、物流会社経営の男性(50代)はこう話す。
「はっきり言って大迷惑。開催中ほぼ毎日、周辺の車道の多くが通行止めになる。最も長い日で午前2時半から午前10時まで、ウチのマンションが面している道路も規制され車の出し入れができない。
私は仕事で車を使いますし、明け方帰ってくることも多いのですが、自腹でタクシーを使うしかなく、帰宅時は家から500m以上離れたところで降りなければならない。競技が始まるのは午前6時のようですが、組織委員会の担当者曰く、競技の準備や警備の関係で早めに封鎖すると。だったら代わりの駐車場くらい用意してくれよ!」
競技会場周辺の住民の負担はほかにも。テニスや体操競技など、複数の競技会場を抱える有明エリアに住む40代の男性も口をとがらせてこう怒る。
「家の周りはどこも警察官だらけ。近所の駐車場は、全国から派遣された警察の大型輸送車を密集させて詰め所のようにしていて、常時数十人の警察が出入りしている。無観客開催になったのに、あんなに必要なんですか? クラスターのほうが心配ですよ……」
同じく、生活圏が警察官だらけになって物理的な不便を被っているのは豊洲在住の30代男性だ。
「湾岸エリアの道路がやたら混んでいて、時間帯によっては普段の倍の時間がかかるんです。首都高の利用料が1000円上乗せになり、下道を利用する人が増えているからでしょう。どこにでも警察がいるせいで、多くのドライバーが法定速度を厳守していることも理由だと思います」
ヘリと気球が監視!もう気が狂いそう
1980年、愛媛県生まれ。上智大学経済学部卒。ニューヨーク市立大学中退後、中国に渡り、医療や知的財産権関連の社会問題を中心に現地取材を行う。2008年に帰国後は、週刊誌や月刊誌などに寄稿しながら、「国家の政策や国際的事象が末端の生活者やアングラ社会に与える影響」をテーマに地道な取材活動を行っている。2016年に他に先駆けて『週刊SPA!』誌上で問題提起した「外国人による公的医療保険の悪用問題」は国会でも議論の対象となり、健康保険法等の改正につながった。著書に『中国「猛毒食品」に殺される』(扶桑社刊)など。最新刊『ルポ 新型コロナ詐欺 ~経済対策200兆円に巣食う正体~』(扶桑社刊)発売
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