第2部では、MBさんがプロデューサーとして製作に携わった、ファッションブランド「céu./セウ」を立ち上げたセクシー女優・椎名そらさんが登壇。 「こういう感じの場所に立つのは自分の中で前代未聞（笑）」とかなり緊張気味の椎名さん。果たしてどのようなトークが繰り広げられたのか。 「実はファッションはあまり詳しくなくて、着る服も直感で決めることが多い。ブランドもあまり知らないんです」（椎名さん）と、いきなり意外な事実を語り始める。 「それでもブランドを始めたいと言ったのはそらちゃんなんですよ。なんで始めたいと思ったのかを知りたい」とMBさんが質問を振る。 「私はLGBTで、ユニセックスな服が好き。だからメンズの服を着る機会もあるんですけど、身長が低いからビッグサイズで着るにしてもサイズが大きい。世の中にはそれで困っている人もいると思うんです。だから。自分が来たい服を作れば喜ぶ人がいるんじゃないかと思って、ブランドを始めた」（椎名さん） 　これに、「今はセグメントするブランドが出始めている。身長が低い人のブランド、高い人向けのブランド、太っている人向け･･･など。だから、すごく現代の流れにマッチしていると思う」とMBさんも太鼓判を押す。 　椎名さんが同ブランドで特にこだわったアイテムはパーカーとのことで、これにはMBさんも「本当に大変だった」と苦笑い。ここから、話はこだわりの詰まったパーカーの製作秘話へ。 　「パーカーを誰が着てもバランスを良くするにはフードが命で、立ち上がってるものやサイズ感の大きいものを選ぶと良い。フードが大きいと顔が小さく見え、対比で手足が長く見えます。ファッションでは顔が小さく見えることがもっとも大切で、そのためにもフードのこだわりはとても重要」とMBさん。 「だからこそサイズを細かくいじったりと開発に苦労したが、その分、いいモノが出来た」と、「céu./セウ」の商品に自信を覗かせた。 　続いては、椎名さんが当日参加した男性のファッション診断をするコーナーへ。ここでは希望した観客が実際にステージに上がり、直接椎名さんからアドバイスを貰うという、ファンには堪らない時間が用意された。 「私なんかがアドバイスなんておこがましい」と謙虚な椎名さんの言葉もあってか、挙手制での立候補者も目立つ。 　だが、いざ診断タイムがスタートすると椎名さんの本領が発揮される。 　サンダルを履いてきた男性に対し、「私の出身は静岡で、よく避難訓練をやっていた。いつ地震がきても一緒に逃げられる服じゃないと嫌！」を皮切りに、「透明な素材のバッグは流行っているけど、中身が見えてプライバシーが心配！」と、独特の感性で参加者たちをぶった切る。 　ポケモンのキーホルダーを付ける男性には、「キーホルダー、ポケモンGoはだめ！私も好きだけど隠しましょう！あ、でもマスターボールならありかも。ノーマルボールは止めて！」と、最初の謙虚な姿勢が嘘のような軽快トークで会場を盛り上げた。 　オンラインサロン「MB LABO」のメンバーに対しても愛あるダメ出しが浴びせられ、苦笑い気味だったMBさん。 「ファッションはひとつ変えればすごく印象が変わることもある。どれかひとつ引いてみるのもいいのでは」と塾生に優しくアドバイスの声をかけ、第2部のトークが終了した。