2018年に『週刊SPA!』創刊30周年を記念して開催された「SPA!フェス」が、さらにパワーアップして『SPA!フェス31』として時事通信ホールにて開催中だ。
初日、6月28日(金)は「ニュー・リッチ・オールスターズpresent 投資家祭り」。本誌でも数々の手法とその戦績を明かす有名投資家たちが一堂に会した。その模様を最速でレポートする。
カリスマ投資家が明かす、令和時代の不動産投資術とは
まず第1部のテーマは不動産。ここでは「令和時代の不動産投資サバイブ術」として2名の投資家が登場。現役女子大生ながら、仮想通貨で元手50万円を半年で1400万円にしたことで話題になった宮脇咲氏、そして不動産投資の成功者で通販大家氏代表、最近はふるさと納税の達人としても知られる金森重樹氏だ。

金森重樹氏

宮脇咲氏
まずは「私が今、行なっている投資」をお題に2人でトーク。過去には日本最大規模の発電所を宮古島に購入したこともある金森氏が注力している投資の一つが豪邸の投資だ。
「特に都心では節税も兼ねて豪邸を借りたいという超富裕層がいるものの、圧倒的に供給不足なんです」(金森氏)
壇上では金森氏が実際に購入した豪邸を詳細なデータとともに、土地選びからリフォームについてまで惜しげも無く明かした。
また宮脇氏も今年、200万円を元手に初めての不動産に挑戦。購入したのは小田急線の大和駅から徒歩10分、築27年のマンションだ。
「仮想通貨で儲けた現金を元手に安くて利回りを重視して選びました」と語る宮脇氏。エアコンやフローリング、壁、水回りなどリフォームを施した様子も公開した。
さらに議題は「かぼちゃの馬車事件」がきっかけとなり、銀行融資が厳しくなったことにも及んだ。銀行融資に頼らない新たな投資術として、金森氏が新たに展開するのは、公共政策に沿った障害者向けの『グループホーム』への投資だ。
「不動産投資で成功するには儲けられるニッチを狙うこと、社会のニーズにも敏感になっておくこと。障害者グループホームは深刻化する空き家問題への解決策にもなります」
数々の投資哲学を聞き漏らすまいと、熱心にメモを取るオーディエンスも見受けられた。

会場は真剣そのもの
ビットコインは200万円も夢じゃない!? トレードの猛者が集合
そんな不動産への種銭を作るべく、第二部のテーマは仮想通貨に。たそがれ氏をMCに迎え、700ニキ氏、青ハチミツダルマ氏、502おじさん、kazu氏と仮想通貨界隈のインフルエンサーが登壇した。

第二部の司会を務めた、たそがれちゃん@仮想通貨女子氏
折しもこのイベントの2日前からビットコインは急騰、一時は150万円にまで接近。
「今年の春の段階から上昇トレンドは予測していましたが、このスピードは想定外。もしかしたら、青天井いくかも。」(700ニキ)
「この上げ相場は個人のトレーダーによるものでなく、大口が仕掛けたもの。年内に2万ドルもありえるかも」(502おじさん)
とそれぞれが市況を分析。
しかしアルトコインに関しては「まだ買う時期じゃない」と502おじさん。かつてのアルトコインバブルの再来はまだ先だという。「アルトが上がるのはBTCが最高値を更新してから」など普段は有料コンテンツのみで公開される独自の「502仮説」も展開した。