『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和が語る、50歳からの仕事観
――新しいことに挑戦してみた結果として見えてきたことはありますか?
岡田:まず、やっていて面白いです。チャンスも広がるし。そこから『奇跡の人』というドラマで峯田くんと出会えたし。55歳、56歳とかになって、こうした、本当はこういうことがやりたかったんだなといったものをやれるようになったのは、このスタンスを取ったからかなと。ベテランと言われることに落ち着いて、芸術祭みたいなのばっかりに参加するとかじゃなくてね(笑)。
――ではこれからもガンガン作品を生み出していってくださるんですね。
岡田:あまり重心を重くしないでやっていけたらと思っています。変なこだわりを持たずに。
――最後に読者にひと言お願いします。
岡田:『いちごの唄』を観て、少し前の、甘酸っぱくてダメだったころの自分を思い出していただけたら。単に甘酸っぱい青春ものではなく、きっと、そのころの自分がちゃんと救われる、今に繋がる物語になっていると思っています。
<取材・文・写真/望月ふみ、劇中画像/(C) 2019「いちごの唄」製作委員会>ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
『いちごの唄』は7月5日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中
オフィシャルサイトhttp://ichigonouta.com/
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