恋愛・結婚

毎月ブランドバッグをくれる夫にゾッとする妻。断るとキレて罵倒され…

「このブランド狂の浪費家女」と罵られ、家庭内別居状態に発展…

 これではいけないと、菜々子さんはプレゼントを買わせないようにすることを決意したのだが⋯⋯。 「先月、『夏のボーナスで、今までで一番高いバッグをプレゼントするから!』と、健一が張り切っていたんです。そこで喜ぶ素振りを見せてしまったら、いつもと同じことになると思いました。おもいきって、家計簿アプリを見せ、プレゼントよりも生活費のほうが大切だよと、説得を試みたんです」  すると、健一さんはまたも激高した。 「健一は、とても言えないような口汚い言葉で怒鳴ってきました。挙句の果てに、恐怖で何も言えない私を、『俺の給料は毎月本当なら余りまくっている。足りなくなるのは、誰のせいかわかるよな! このブランド狂の浪費家女め』とののしってきて⋯⋯。それが本音なのかと、悲しくて号泣しました。『もう、二度とプレゼントはいらないから』と言うことが精一杯でした」  その後、気まずくなった2人は家庭内別居状態に。しかしなんと健一さんは、その状況下でも、夏のボーナスが入ると、またブランド物のバッグを買ってきたのだという。 家庭内別居 「ブランド物に詳しくない私でもわかるような、今までで一番高いプレゼントでした。笑顔でそれを渡してくる健一に、私は心底ゾッとしました。物だけではなく、気持ちも押し付けられたような気がして。この人は、私のことを思ってプレゼントしてきているのではなく、“妻にブランド物のバッグをプレゼントするいい夫”ぶりたいだけなんだなと。プレゼントを押し付けられることが苦痛だから離婚したい、では誰も納得してくれないとは思います。でも私は、もう健一とやっていく自信がありません⋯⋯」  プレゼントは、本来相手を喜ばせるためのもの。決して、贈る側が押し付けて自己満足するためのものではない。そのことを健一さんが自覚する前に、菜々子さんが離婚に向けて行動を開始する日のほうが早いだろう。そう感じさせられる話だった。<取材・文/Ren>
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