更新日:2023年03月28日 10:53
エンタメ

夏休みにまだ間に合う、オススメ海外旅行先…意外な穴場は?<旅行作家推薦>

台湾・台北

 日本から近く親日の国であり、旅行者のリピート率も高い。映画の舞台にもなった九份の街並は幻想的。夜になると、台北の各地でお祭りの縁日みたいな夜市が開かれるのだが、買い物や屋台の食べ歩きもオススメだ。
九份

九份の夜景

 観光の最初は台湾ナンバーワンの高層タワーにのぼり、屋外展望台から台北の街を一望するのもいいかもしれない。  台湾は食べ物が美味しいが、筆者が必ず食すのはカキのオムレツ。ビールとよく合う。そして牛麺。肉は柔らかく、味も思ったよりもさっぱりしている。台湾名物の小籠包は屋台でもレストランでもどこで食べても美味しく、火鍋は辛いけれど具材が豊富ではまってしまう。ただし、食べすぎると翌日お腹がやられるかもしれないので気をつけたい。  LCCのスクート航空が2万7000円。タイガーエアーが2万9000円。バニラ航空が3万1400円。前述のとおり、LCCは預け荷物に別途で料金がかかるので、荷物が多い人はキャセイパシフィック航空が3万2800円である。  とはいえ、台北はホテル代が安くはないので、航空券とホテルがセットになっているプランを選ぶほうがお得かもしれない。フライト時間は3時間半から4時間だ。 【筆者の主観的な評価】※五段階評価 食事の美味さ:★★★★★ 観光スポットの多さ:★★★★ 治安の良さ:★★★★★ 夜遊び充実度:★★★ オススメ度(総合評価):★★★★★

ロシア・ウラジオストク

 ここまでは、旅好きにとっては定番と言えるかもしれないが、最後に意外な場所を紹介しておこう。筆者も2年前に訪れたことがあるが、東京からわずか2時間半のフライトでヨーロッパの街並みがお目にかかれる。  それは、“極東のサンフランシスコ”と呼ばれるロシアのウラジオストクだ。  かつては軍港であり、自由な往来のできない閉鎖都市だった。日本人が大勢住んでいて日本人町も形成されていたことを知る者は少ない。そんな帝政ロシア時代・旧ソ連時代の面影を残すウラジオストク。現在は、極東ロシアを訪れる外国人には電子ビザでもOKになったので、今後は人気が高まるだろう。筆者の友人でも昨年あたりから訪れた人が増え、この夏も行く予定の人が多い。
ロシア

ウラジオストクの展望台から街を見下ろす筆者

 ただ、坂道が多いため、足腰が悪い人は注意だ。また、個人的にはホテル代が高いような気がする。ウラジオストクには北朝鮮国営レストランが数軒あるので、食事も美味しいし、記念に行ってみてもいいかもしれない。  アエロフロート航空で3万5800円、S7航空で3万7600円。ただしS7航空は荷物代が別途のことが多いので注意した方がいい。 【筆者の主観的な評価】※五段階評価 食事の美味さ:★★★★ 観光スポットの多さ:★★★★ 治安の良さ:★★★ 夜遊び充実度:★★★ オススメ度(総合評価):★★★★ <取材・文/嵐よういち>
旅行作家、旅行ジャーナリスト。著書の『ブラックロード』シリーズは10冊を数える。近著に『ウクライナに行ってきました ロシア周辺国をめぐる旅』(彩図社)がある。人生哲学「楽しくなければ人生じゃない」
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