更新日:2023年04月13日 01:51
エンタメ

元メンバーが見た「SDN48一夜限りの特別公演」。30人中11人は既婚者<現役グラドル経営者・手束真知子>

やっぱり国民的アイドルは凄い!地下アイドルになった私が10年経って感じたこと

 10年経った今回の公演でも、プロの衣装さんが私の体のサイズにピッタリあった可愛い衣装を一つひとつ手作りで用意してくれて、洗濯からセッティング、管理まですべてしてくれます。  もちろんヘアメイクさんも付いてくださっていて、希望通りの可愛い髪形にしてくれます。ステージで歌い終わって汗だくで楽屋に帰ってくると、衣装さんが衣装のファスナーを下げてくれて、次の衣装に着替えやすいように手伝ってくれます。着替えているとあっという間に次の衣装の髪飾りを付けてくれます。次の衣装に着替え終わってメイクさんのところに行くと汗で取れた巻髪をすぐに直してくれます。こんな至れり尽くせりな環境。やっぱり国民的アイドルグループは凄い!と実感した瞬間でした。 SDN48一夜限りの特別公演

干されメンは10年経っても干されメン。センターに立てたのはたったの5秒だった

 私がSDN48だった時代はいわゆる「干されメン」で、CDの選抜メンバーに選ばれず、テレビやイベント出演にも選ばれない劇場公演で端の方でひたすら頑張って踊る役割だったのですが、10年経った今はどうか……。「現役でアイドルをやっているメンバーは少ないから当時よりはいいポジションに立てるだろう!」と自信があったにも関わらず、私がセンターに立てたのは……。  たったの5秒。  1日限りの復活なのに。今後どうなるってことではないのに。それをわかっていても、心が当時のことを覚えていてすごく悔しい気持ちになってしまいました。10年経っても厳しい…干されメンの私がメインメンバーになれるにはあと20年くらいかかりそうです。 SDN48一夜限りの特別公演

それでも私が秋葉原にしがみつく理由とは

 国民的アイドルグループの48グループを卒業してもまだアイドルをやりたい私は現在、自分自身で「発掘!グラドル文化祭」というコンセプトカフェを秋葉原に立ち上げ、アイドルユニット「グラドル文化祭」として地下アイドル活動をしています。  もちろん、衣装さんもメイクさんも居ません。衣装の管理や準備、音源を持っていくのも全て自分でやります。  国民的から地下へ。一気にゼロからスタートの環境になりました。  SDN48メンバーが続々と次の道へ進む中、それでも私が秋葉原にしがみつく理由は……。  秋葉原のお客さんがどこの場所より一番優しいから。これだけなんです。  秋葉原はオタクの歴史が長く、アイドルの応援の仕方をわかっている人が多いので、どんなアイドルだったとしても頑張ってさえいたら応援してくれる優しいお客さんがたくさんいます。さらにグラビアアイドルと言えばもっと優しい目で見てくれるので、秋葉原は最高です。といってもちゃんと努力はしますよ!  今回の公演も7年振りにも関わらず3000人近くの方が応募して下さり、会場は超満員!最初から最後まで熱い歓声は鳴りやみませんでした。こんな素晴らしい環境が集まる場所はほかにないですよね。ありがたいです。  これからも真面目にしっかりと秋葉原にしがみつきたい!と思った復活公演となりました。
ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが名物として発売中。アイドルユニット「グラドル文化祭」のプロデュースもしている。グラビアDVD「待ちこがれて」「mature」。Twitterアカウント「@machi_pie」Instagramアカウント「@machikotezuka
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