翌朝は早朝5時前の列車で東京駅を出発。そのまま東海道本線・山陽本線を乗り継いでひたすら西へ向かい、北九州の小倉駅に着いたのは深夜12時過ぎだったという。 「ハッキリとは覚えていませんが、15回ほど乗り換えたと思います。約19時間も電車に乗っていると座っているだけなのに疲れちゃうし、最後のほうはお尻も痛かったです（笑）。車内ではスマホでゲームや動画を見て時間を潰していたからまだよかったんですけど、予備のバッテリーも残りわずかになっちゃって岡山駅を過ぎたあたりからは、迎えに来てくれる友達とのLINEのやりとり以外は消耗を抑えるために極力使わないようにしていました。だから、途中からは本当にヒマで仕方なかったです。忘れられない思い出にはなりましたがそれは違う意味で、やっぱり飛行機で移動したほうが断然ラクだなって」 　確かに、鉄道ファン以外の方にとってはちょっとキツそうだが、「時間をかけてもいいからとにかく安く移動したい！」という人にはオススメの方法かもしれない。＜TEXT／トシタカマサ＞ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。