真夏に「エアコンなし」を体験した男。電気を止められ室温40℃の地獄
―[シリーズ・夏の悲惨な思い出]―
暑い夏を乗り切るために欠かせない存在となっているエアコン。内閣府『消費動向調査』によると、エアコンの普及率は2人以上の世帯で90.6%、単身世帯82.6%(2019年)だ。
予想以上にエアコンを持っていない世帯が多いことに驚いたが、地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響により、東京の年間平均気温はこの100年で約3度上昇。エアコンなしで過ごすには厳しい環境となっているのは確かだ。
冷房が使えず、室温は連日40℃以上
ちなみにこのとき住んでいたのは3階建てアパートの最上階の角部屋。しかも、窓は南側と日当たりも抜群だったため、エアコンの使えない夏場の室内は「まるで蒸し風呂のようだった」と振り返る。
「窓を開けても立地的に風がほとんど入ってこないため、日中は屋外より部屋のほうが気温が高いんです。室内の温度計は連日40℃を超していたし、バイトは夜勤だったので昼間横になろうとしても暑すぎてまったく寝つけず、ユニットバスで水風呂に浸かったまま寝たこともありました。でも、水の中に顔をつけたまま寝て溺れかけたことがあり、さすがにこれは危ないと思ってやめました」
自宅で寝ることを諦めた鈴置さんは、涼しくてタダで長居できる場所を求め、いろんなスポットで休めるか実際に試してみたそうだ。
「まず街の図書館に行きましたが、公共施設だからか冷房の設定温度はやや高め。それでも静かで寝るにはもってこいの雰囲気だと思いましたが、寝ていたら職員の方に注意されてしまって断念。ショッピングモールのベンチで寝たこともありますが、ここでも警備員の方に声をかけられてしまって……。
それで最後はパチンコ屋の休憩スペースで耳栓をして寝ていました。注意されることはなかったですが、やっぱり音がうるさくてうたた寝程度しかできず、ずっと寝不足の状態が続いていました」
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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