松本穂香、結婚生活も仕事もうまくいかない“大人の女性”役にドキドキ
月イチで週刊SPA!本誌のカルチャーコラムを連載中の女優・松本穂香。8/27発売号では表紙にも登場、長編映画初主演作『おいしい家族』が間もなく公開となる。新たな領域に踏み出す今、彼女が夢想する新世界とは?
朝ドラ『ひよっこ』で頭角を現し、『この世界の片隅に』でドラマ初主演を果たした松本穂香。その活躍は映画界にも波及、9月20日から長編映画初主演作『おいしい家族』が公開される。彼女は結婚生活も仕事もうまくいかない主人公・橙花役を演じた。
「主演というプレッシャーは、公開日が近づくにつれ感じています。今までとは違うドキドキ感ですね。役柄もあまり演じてこなかった“大人の女性”なので、表現に不安がありました。結婚相手とのぎこちなさは、過去にうまくいかなかった人間関係を思い出して、想像力を働かせながら演じてます」
結婚生活などのモヤモヤを、橙花は故郷で生活しながら晴らしていく。では、彼女自身のモヤモヤ解消法は?
「好きな映画や音楽に触れます。例えば映画なら『耳をすませば』、音楽ならSHISHAMOさんやカネコアヤノさんです。好きなものって、穏やかな気持ちになれるからモヤモヤを忘れさせてくれるんですよね。あとは一人カラオケに行くこともありますけど、最近は全然行っていません。そこまでしなくても十分心が健康なのかも」
監督のふくだももこ氏曰く、「私が思うユートピアを描いた」という同作。そこで松本にとってのユートピアも聞くと、やはり“好き”が鍵に。
「“理想郷”なので、どうしても好きなものばかりの世界を思い描きますけど、視野を狭めそうできっとつまらないですね。でも、大好きなさつまいもだらけの世界はいいなと。焼いたり干したりしたものを食べたいです(笑)」
好きを原動力に仕事に励む彼女。さつまいもが旬を迎えるこの秋は絶好調に違いない!?
【松本穂香】
’97年、大阪府生まれ。’15年に主演短編映画でデビューし、映画、ドラマのほかCMにも多数出演。主演映画『おいしい家族』は9月20日公開。母の三回忌のため実家に帰った橙花(松本)は、父(板尾創路)が母の服を着ていることに気づく。さらに再婚相手として居候中の男(浜野謙太)を紹介され……。待機作に主演映画『わたしは光をにぎっている』(11月15日公開)
撮影/中村和孝 取材・文/松本まゆげ ヘアメイク/尾口佳奈 スタイリング/有咲
※8/27発売の週刊SPA!「今週の表紙」より
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