プロがアイリスオーヤマのサーキュレーターを選んだ3つのポイント
「アイリスオーヤマ」は、近年LEDの電球や照明で人気の日本のメーカー。コスパにすぐれ、シンプルな白物家電も評判。このサーキュレーターも部屋の雰囲気を邪魔しないデザインだ。
アイリスオーヤマ サーキュレーター アイ PCF-SC15T
価格:8980円(税抜き)/サイズ:W210×D210×H290mm/重量:2kg
ひとり暮らしを始めた際に購入した扇風機が、夏の初めに壊れてしまった。20年もの間、涼しさを提供してくれ、そのうち15年はエアコンレス生活をしていたので、私にとって夏の酷暑をどうにか乗り越える、生活必需品だった。
現在は引っ越した貸家にエアコンが設置されているがキンキンに部屋を冷やしてはいない。室温27℃を守り、エアコン効率を上げるため扇風機で部屋の空気を攪拌。だからエアコンを使用しても、扇風機が必需品なのは変わらない。
けれども、今回壊れた扇風機の代わりに私が購入したのは、サーキュレーターだ。扇風機が広く風を送り、涼を取ることを重視しているのに対して、サーキュレーターは直線的な風で空気を攪拌し、循環を重視する。最近ではエアコン効率アップを考えるユーザーが増え、サーキュレーターのほうが売り場でも広い面積を占めている。
さて、数あるサーキュレーターの中から、この「アイリスオーヤマ/サーキュレーター アイ」を選んだポイントは、次の3つだ。
まず、コンパクトなのに直線で25mも届くという強風仕様だ。実際にそこまでの強風では使わないが、本体を遠くに置いて風を送ると、自然な風のような心地よさを感じられるのは、そのパワフルさ故だ。
次のポイントは、上下左右の3D首振り機能だ。左右の首振りは当たり前だが、このモデルは上下にも動く。本体球体部分が生き物の頭のように滑らかにクルクルと首振りするのだ。就寝時には体に風を当て続けずに済むし、部屋の空気の攪拌も一定の向きよりも上下左右のほうが、効率がよいように感じる。
最後は静けさ。5段階に変えられる風力の下から2番目で、カタログ値は35db。これは図書館や深夜の市街地よりも静かだという。店頭でも静かだと思ったが、実際に部屋で強弱を繰り返し自然な風を送るリズムモードで使ってみると、家から出かける際に電源を消し忘れてしまうほど、煩わしい音がしない。
いわゆる白物家電は、店頭やカタログでの印象と、自宅で使用した際の印象が異なることが多い。でもこのサーキュレーターは、いい意味で印象が異なり、買ってよかったと思える一品だった。あとは先代の扇風機のように、長く使えることを願うばかりだ。
エアコンと併用したい強力サーキュレーター
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