一連の騒動を経て、ASKAが芸能界に復帰した後も、二人での活動が再開されることはなく、そして、今回の脱退表明に至る…。
二人の間に何があったのか、その詳細は計り知れない。しかしASKAは、オフィシャルサイトで発表した文章のなかで、Chageの電話番号もメールアドレスも知らないものの、「その上で、お伝えしたいことは、『オレは、別にアイツが嫌いなわけではないよ』です」とも綴っている。
一方のChageは、ASKA脱退について「彼の思いは『彼の考え』である事に間違いありません。そして誰が何を言っても『覆る』事はないのでしょう」というコメントを発表。ASKAの決意は非常に固いものであることを語った。
またChageは、それぞれのソロ活動が活発になるほど、CHAGE and ASKAの復活が期待される状況には、戸惑いを抱いていたという正直な気持ちも告白。「僕の意思に関わらずこのような状況になったことすらも前向きに捉え、ソロ活動に邁進出来る今の環境を僕自身も真摯に受け入れようと思います」とも綴り、この先のソロ活動への意気込みを見せた。
――今回、ASKAが脱退を表明し、事実上の解散となってしまったCHAGE and ASKA。彼らのコメントを読むに、再び二人が並んでステージに立つことは、とても難しい状況である様子。その復活については、過度に期待しても仕方がない。いつか奇跡が起こることを信じて、待ち続けたいところだ。<文/後藤拓也(A4studio)>