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ラグビーW杯、日本が決勝トーナメント進出の可能性はあるのか?

 9月20日に開幕するラグビーワールドカップ2019日本大会。日本は悲願の決勝T進出を果たせるのか? そして優勝の行方は? スポーツジャーナリストの生島淳氏に聞いた。

日本の決勝T進出シナリオは、3勝の3国「横並び」が条件

「日本は、7~8月と強化が順調に進み、なかなか課題が見つかりにくい状態だった。南ア戦では、高いキックを蹴られ、ボールを競る場面のほとんどが相手のチャンスになっていた。ただ、W杯本番直前で課題が明確になったのは、むしろポジティブに受け止めていい。  日本の入るプールAでは、アイルランドとスコットランドが勝ち抜けると目されるが、アイルランド戦が行われる9月28日はまだ残暑が厳しく、地の利は日本にある。日本が決勝Tに進出するシナリオは、これら3か国が3勝1敗で並び、得失点差で勝ち抜けるパターン。  だから、アイルランド×スコットランド戦は目が離せない。前回大会でも、日本は1次リーグ突破の目安となる3勝を挙げたが、得失点差で敗退し、“史上最強の敗者”となった。選手たちにはこの経験がプラスに働いています」  強豪ひしめくほかのプールも大混戦が予想される。果たして、どの国が決勝Tに歩を進めるのか。 「プールBは、勝ち抜けが濃厚な南ア×NZ戦に、日本のファンも要注目。日本が決勝Tに進めば、準々決勝で当たる相手がどちらの国になるかを左右します。プールCは、前日本監督のエディー・ジョーンズ率いるイングランドが、頭ひとつ抜けていて、1位通過すれば準決勝でNZと戦う。今大会の大一番になります。  そしてプールDは、ウェールズとオーストラリアが決勝Tに進みそうですが、フィジーが台風の目になりそうです。協会の財政難で選手集めに苦労していたが、今年は中心選手が揃いました」  決勝Tの展望、そして優勝するのはどの国になるのか? 「準決勝はイングランド×NZ、オーストラリア×南アになりそうです。特に、前者のカードは、知恵を絞り合う、面白い試合になる。相手の弱点を徹底的に分析し、そこを80分間突いていくゲームプランを遂行したほうが勝つでしょう。イングランドのエディー・ジョーンズ監督ならこれをやり切れるし、今大会の主役に躍り出る可能性があります」  日本が決勝Tに進出すれば史上初! 国中が盛り上がるのは必至だ。
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