仕事

会社に評価されない50代サラリーマンの生きがいは1位趣味、2位家族…そこに希望は?

希望2 Iターンで家族と生きる

 新天地で家族との時間を大切にしながらリスタートを切る。NPO法人・ふるさと回帰支援センターの高橋公理事長によれば、そんな人生の後半戦を描いてIターンを希望する50代が年々増加中だという。
Iターン

時間の流れがゆるやかな土地で、「家族との会話が増えた」という声も数多く寄せられているという

「統計を開始した’08年に506人だった50代のIターン希望者が、昨年は4835人と約10倍。そして、実際に昨年Iターンした50代は3000人を超えます」  受け入れ先の自治体も今年6月の時点で407団体に上り、支援内容も多様化している。 「移住支援、育児支援、医療費無料が中心ですが、和歌山県や茨城県など一部では、就労支援の一環で起業支援金をサポートしたり、宿泊費無料でお試し移住体験ができる自治体もあります」  だが、金銭面を重視しすぎると、肝心の家族の幸福度が上がらないリスクもあるという。 「中高年のIターンの場合、家族で地域に馴染むことが大切。ですから、経済的な支援よりも、相談窓口など継続的なアドバイスを受けられる自治体がオススメです」  そんな自治体のリストが下記の表。ぜひ参考にして、休日に家族旅行がてら視察してみては?

<オススメ自治体4選>

●福島県いわき市……「東北のハワイといわれ、日照時間がトップクラス。温暖な気候で、海、山、温泉とリタイア後も楽しい」(高橋氏) ●群馬県桐生市……「便利な街の暮らしと里山風景の両方を満喫。中高年の移住は利便性も考慮して、老後のリスクを減らす」(同) ●広島県因島……「人気の瀬戸内沿いで、移住相談員が仕事や住まい探しをフォロー。子育て環境も充実で親子三世帯でも」(同) ●長野県宮田村……「移住希望者の間で人気上昇中のコンパクトヴィレッジ。降雪も少なく、移住支援策も豊富に用意」(同)
次のページ right-delta
それでも仕事に生きる
1
2
3
おすすめ記事